栃木県の東武日光線で作業員4人が特急列車にはねられて死亡した事故で、警察は業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進めています。これまでの情報をまとめています。
警察は「業務上過失致死」視野に捜査
東武鉄道によりますと、列車の見張りなど3人いた監視役の間で意思疎通が取れておらず、線路内に作業員がいたにもかかわらず全員が避難できたことを示す合図を列車側に出してしまった可能性があるということです。
警察は業務上過失致死の疑いも視野に当時の状況を詳しく調べています。(21日11:55更新)
国土交通省が異例の警告文書
20日、国土交通省の関東運輸局は、事故を起こした東武鉄道に警告文書を出し、
「運輸安全委員会において調査中であるが」と触れた上で、
「貴社においても背後要因を含めて原因の究明を行い、鉄道の安全の確保に万全を期すよう警告する」
と行政指導しました。さらに、再発防止策を速やかに報告するよう求めています。
(21日8:45更新)
「見張り員」運転士に“安全合図”
東武鉄道は会見を開き、現場には4人の他にも複数の作業員がいて、このうち列車の進入や避難を呼び掛ける役割の「見張り員」は3人だったことを明らかにしました。
列車の運転士は「見張り員」の1人が全員の避難を終えたことを示す合図を出したため進入したところ、4人を発見して非常ブレーキを掛けたと説明しているということです。
(21日7:00更新)
事故の状況は
「赤色で示されている4名、4つの点がありますが、被災者はホームの下に降りた位置に、このような場所に配置している。列車見張り員につきましては、それよりも下り方のこちらに1人。また、被災していない2名の作業員と1名の作業指揮者については、2人はホームの上、もう1人はそれよりも少し下り方の位置に配置されている。この図面には示されていないが、もう1人は昼間、線路内で作業するためには列車が来ることをしっかり把握して、列車が来たら安全な場所に退避することが可能な状況を作ったうえで作業をすることになっている。そのため、ここの見張り員よりも現場より315メートル下り方、こちらの方にも1名、中継見張り員を配置していた。このような状況のなか今回、触車を起こしてしまいました。8つの流れを私たちは作業ルーチンと言っているが、これを毎回確認しながら安全を担保する流れのなかで作業をしている。ただ今回、これがどこまでできていて、何を間違ってしまったのかは、これから調査しようというところ」
(了解・合図の)動作をしたことは認識をしているが、細かいところはきちんと確認が取れてからお伝えできれば」
(20日20:40更新)
東武鉄道が謝罪
「亡くなった方々に対しましては慎んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様には心からお悔やみを申し上げます。また関係の皆様ご利用のお客様大変なご迷惑をおかけいたしたことを深くお詫びいたします。」
(20日18:15更新)
東武日光線は15時22分に運転再開
新栃木-下今市駅間の上下線で運転を見合わせていましたが、15時22分に運転を再開しました。
また各他社線で振り替え輸送も実施しています。(18:10更新)
作業員4人の死亡確認
警察などによりますと、浅草行きの特急「スペーシアX」が駅に進入する際に男性作業員4人をはねました。 4人は病院に搬送されましたが4人全員の死亡が確認されました。(13:35更新)
「スペーシアX」が作業員に接触
栃木県の東武鉄道・新鹿沼駅で作業員4人が特急「スペーシアX」にはねられ4人とも心肺停止の状態です。
午前10時46分ごろ、東武日光線の新鹿沼駅で「電車と人の人身事故」と駅の職員から110番通報がありました。
警察などによりますと、浅草駅に向かう上りの特急「スペーシアX」が駅に進入する際に作業員4人がはねられました。4人は、救急隊員の呼びかけに応じない状況だったということです。
4人のうち3人は列車の下に巻き込まれていて11時50分までに全員が病院に搬送されました。
当時現場では少なくとも7人が除草作業をしていたということです。列車の乗客や乗務員にけがは確認されていません。警察は事故の経緯を詳しく調べています。(20日12:40)

