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消防局のSNSに投稿された“ある動画”が話題になっている。
駆けつけた救急隊が脱いだ靴。一見、バラバラに見えるが、「あえて」こうしているという。果たして、その理由とは。動画を投稿した金沢市消防局の鈴木翔太消防司令補は「自分の靴を履きやすい位置に置いている。それを揃えられると靴が履きづらかったり、さらには傷病者の方に悪影響を与えたり、時間をロスする。体感では30秒ぐらい時間をロスする」と説明する。
患者を運び出す際、すぐに出られるよう役割によって靴の向きを決め、「あえて」こう並べているのだという。しかし、鈴木氏によると「(出動件数)10件に対して、1〜2件ほど靴を揃えていただく事案がある。市民の方は私たちに気を遣ってやってくださっているので、うまく周知したいと思い、SNSを活用した」とのことだ。
靴を揃えられてしまうと、タイムロス以外にもこんな問題が。「例えば酸素マスク、AEDパッドが外れるといった危険や、揺れることで傷病者の嘔吐を発生させてしまうこともある。(靴を揃えられていた場合は)一度隊員が手を離して傷病者を地面に置くなりして、また元通りの配置に戻してから履く」(鈴木氏、以下同)
さらに救急車を停める際も、素早く搬送できるように向きを考えて停車しているという。「全国統一ルールではないが、救急の現場の常識、消防の常識としてある」。
一分一秒を争う命の現場では、靴を脱ぐところから救助が始まっている。良かれと思って靴を揃えないよう注意が必要だ。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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