社会

ABEMA TIMES

2026年9月4日 07:00

宝島さん夫婦殺害の被告たちは「手先」として利用されやすい特性?犯罪心理学者が指摘「先見性の低さ」「自分に失うものはないという考え」上野・飲食店経営夫婦殺害事件

宝島さん夫婦殺害の被告たちは「手先」として利用されやすい特性?犯罪心理学者が指摘「先見性の低さ」「自分に失うものはないという考え」上野・飲食店経営夫婦殺害事件
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 2024年、東京・上野で焼き肉店など複数の店舗を経営していた宝島さん夫妻が殺害され、遺体が栃木県那須町の河川敷で焼かれた事件。事件をめぐり、仲介役と指示役の被告にそれぞれ懲役30年の判決が言い渡された。実行役の被告らは、殺害された夫妻の名前や顔すら知らなかったという。

【映像】事件をめぐる相関図(顔写真あり)

 夫妻の遺体は全身が焼かれた状態で見つかり、手は結束バンドで縛られ、顔には粘着テープが巻かれていた。死因はいずれも頚部圧迫による窒息死で、妻には頭蓋骨に複数の骨折が確認されている。

 関係性が希薄な人物からの依頼にもかかわらず殺害依頼を引き受けた被告らは、どのような心理にあったのだろうか。犯罪心理学者の出口保行氏は「基本的にはお金に目がくらんでいるのは確か」と言及。

 続けて「ただ前提を考えると、犯罪者の素人化が今すごく進んでいる」として「ある程度の非行や犯罪を少しずつやっている人間はモラルスリップという現象を起こしていて、ちょっとずつ悪いことが増えていく。ただ、今回のこういうような事件に関わる人たちというのは、基本的に今まであまり大した犯罪に関わったことがない。要するに、今きている話というのは『次に何につながるのか』という先見性が非常に低い場合が多い」と指摘。

「薄々は『絶対ヤバい話につながる』とわかっている。犯罪や非行をある程度経験している人間は『これ以上やったら絶対ヤバい』というところで、引くタイミングがある。ただ、この手のタイプというのは引くタイミングを知らない。段々と奥に引っ張り込んでいって、最後には『お前殺してこい』という話になってしまう。そこまでエスカレートしてしまうのが、今の犯罪の特徴になる」(出口氏、以下同)

「動機を形成したにしたって、人は2つ考える。2つは何かというと“リスク”。これは捕まってしまうリスク、危険性の高さ。もう1つは“コスト”。それをやってしまったら自分が失ってしまうものの大きさ。でも、この手のタイプの人間というのは基本的に『捕まっちゃってもしょうがないのかな』と半分思っている。それから自分に失うものなんて何もないと思っている。こういう人間が、こういった事件の手先として非常に使われやすい」

 全く恨みのない人を死に至らしめる心理とはどのようなものか。出口氏は「殺人のパターンは基本的に5タイプある」と言及。

 「報復型、やられたからやり返す。制裁型、言うこと聞かないから言うことを聞かせるためにやる。抗争型、これは暴力団の抗争に多い。快楽型、殺すことが楽しい。それから男女の争い型。大体この5パターンに分かれる。ただ、今回の事件は報復型でもなければ制裁型にも入らない。本人たちに何の関係性もない。それなのにこういう事件が起きてくるというのは本当に不思議なポイント」と解説した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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