朝晩の気温は落ち着いてきましたが、「最近、良く眠れない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
9月は日照時間が夏に比べて急激に減り、睡眠の質が下がりやすくなることが近年の研究でわかってきました。
そんな時期でも快眠するカギとなる『寝姿勢』について見ていきます。
■季節の変わり目 睡眠の質低下 日照時間短縮が影響
季節の変わり目の9月、睡眠の悩みの声があがっています。
「眠りが浅く、朝起きた時に疲れが取れていない。体が重く感じる」
「体は疲れているのに2,3時間寝つけないこともある。それで睡眠不足になって、昼寝をしてしまう」
なぜこの時期に睡眠の質が低下するのでしょうか。
「睡眠の質には日照時間が大きく影響していることが近年の研究で分かってきた」ということです。
9月は日照時間が短くなり、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌時間が増加します。
すると、昼に眠気や睡眠モードになってしまい、夜は寝つきにくくなってしまいます。
東京の月別の日照時間を見てみると、2023年から2025年の3年間の平均で、7月は233.5時間、8月は212.1時間ですが、9月になると154.3時間と日照時間が急に短くなります。
「睡眠の目的は、傷ついたりさびたりした細胞の修復。そして、昼間にたまった老廃物を洗い流すこと。簡単に言うと、夜にしっかりと眠ることだけが脳や体の疲れを取る方法。そのために、この時期は散歩など外出で、日照時間の減少による自律神経の乱れを抑えると良い」
■快眠の『寝姿勢』理想は“横向き”いびき・無呼吸半減も!?
ここからは、睡眠の新常識を見ていきます。
『寝る姿勢』が快眠を左右するということです。
眠るときの体勢について、全国4000人に聞きました。
結果は、1位は『あお向け』で43.5%、2位は『右向き』で31.5%、3位は『左向き』で21.1%でした。
モーニングショーの出演者にも普段の寝姿勢について聞きました。
松岡アナは『横向き』、左右交互を繰り返すそうです。
玉川徹さんも『横向き』で、左右交互を繰り返しますが、起きた時には『あお向け』になっているそうです。
越直美さんは『あお向け』、長嶋一茂さんは『横向き』で左側を向いて寝るそうです。
実は快眠しやすい『寝姿勢』があります。
「快眠を目指すなら『横向き』。あお向けに比べ、布団と体が触れる面積が少ないため、熱や湿気がこもりにくく、寝苦しさを抑えられる。その結果 睡眠の質が高まり、疲労の軽減にもつながる」ということです。
さらに、こんな効果もあります。
大阪公立大学の研究では、いびきと睡眠時無呼吸症候群がある人を対象に、『あお向け』から『横向き』に寝る姿勢を変えてもらいました。
すると、約8割の人で、いびきや無呼吸が半減したということです。
快眠のカギを握る『横向き寝』ですが、『左』と『右』どちらがいいのでしょうか。
「基本どちらでもOK。寝やすい方向を優先して」ということです。
ただし、逆流性食道炎が気になる人は『左向き寝』、胃下垂の人は『右向き寝』が良いということです。
『横向き寝』の理想の姿勢について、背骨がまっすぐで床と平行な状態が理想です。
『横向き寝』の理想の枕の高さの計測方法です。
1、壁に肩をあてた状態で立つ
2、耳から壁の長さを計測
3、測定した長さにプラス2センチする
これによって自分の理想の枕の高さが分かります。
ただ、こんな悩みもあります。
「横向きで寝ても、あお向け寝に戻ってしまう」といいます。
「丸めたタオルを入れたウエストポーチを背中側に巻いて寝る」といい、ということです。
危険な『寝姿勢』もあります。
『うつ伏せ寝』です。
腰椎が伸展することで、腰痛のリスクが高まります。
さらに顔が横向きになることで、首や背中を痛めてしまいます。
ただ、こんな悩みもあります。
「うつ伏せ以外の姿勢で寝付けない。どうすれば?」
「抱き枕を使用し、左を下にして、ややうつぶせになって寝るとよい」ということです。
■最新の睡眠サポート 『抱き枕』&世界初『AIマットレス』
睡眠をサポートする最新グッズをみていきます。
横向き寝をサポートする抱き枕、大手寝具メーカー・西川の『ハグネル』です。
▼長い辺を背に当て、腕と足で抱き枕を挟み、背中から体全体を包む形状で横向き寝をサポート。
▼わきの下に通して使用することで圧力分散させ、体への負担を軽減します。
▼価格は1万6500円です。
続いて、世界で初めてのAIマットレスです。
『ヘカ・AIマットレス』という商品で、
▼アメリカのスタンフォード大学などによる、睡眠実験から230万件以上のデータを解析。
▼独自のセンサーがリアルタイムで寝姿勢や寝返りなどを読み取り、マットレスが1時間に120回以上、自動で最適な体圧分散を行ってくれます。
お値段は、
▼サイズはスモールシングルからキングまで用意。
▼モデルはグレードの違う5シリーズ展開され、価格は、シングルで44万2750円から。
最上位モデルは、1196万8000円からとなっています。
■睡眠の悩み『室温』『寝具』『マットレス』 快眠テクニックは?
街の人から睡眠に関する疑問を聞きました。
「エアコンは一晩中28℃にしている。他の人には『暖房だよ』と言われるけど、自分はかすかに涼しくて快適。問題はある?」
「問題あり。室温が25℃を超えると睡眠の質が低下するので、22℃から24℃が適温」
「寝具は動物性が良いと聞いた。パジャマやシーツは綿素材からシルクなどに変えた方が良い?」
「通気性、保温性があればどちらでも良いが、おすすめは、吸湿発熱性の高いポリエステルのパジャマ」
「腰が悪いのでマットレスを硬めにしている。正しい?」
「重要なのは、硬さよりも反発性。一般的には低反発マットレスは、長時間体重がかかると沈み込み、寝返りしにくいので、高反発の方がおすすめ」
(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年9月4日放送分より)









