列島各地を覆う災害級の大雨で、気象庁は東京都・伊豆諸島の新島村にレベル5土砂災害特別警報を発表しました。
関東など“災害級大雨”の恐れ
7日午前7時すぎ、JR千葉駅の近くでは雨が強く降っています。ひさしから雨が滝のように落ちていました。
バスを待っていた人はこう話します。
「(Q.普段はどういった経路で?)普段は高速バスだが、違う会社のちょうどいい時間で着くバスがある。唯一これだけが検索したら、目的地に行くバスだった。(バスは)時間通りに来ていない感じがして、どうしようかなと悩んでいる」
線状降水帯発生の恐れも
都内では日付が変わるころから、雨脚が強まっていました。秋雨前線がもたらす冷たい雨です。
帰宅する人は…。
「(Q.荷物とか洋服は?)もう結構びしゃびしゃです。寒い」
終電が近づく中、足元に気をつけながら家路を急ぎます。
中には、終電を逃した人もいました。
「きょう飛行機で北海道にいたんですけど、雨の影響で電車の時間がずれちゃって、電車も終電逃しちゃって、渋谷まではたどり着いたみたいな感じです」
千葉県のJR蘇我駅周辺では先月、千葉豪雨でおよそ4000人の帰宅困難者が出ました。
7日も各地で線状降水帯が発生し、災害級の大雨をもたらす恐れがあります。
避難指示発表の自治体も
6日から断続的に降った雨。深夜になると繁華街は、閑散としていました。飲食店も…。
「(Q.お店は閉める?)そうですね」
道路脇の排水溝は、大雨の影響で詰まっていました。
都内を車で移動すると、雨がフロントガラスを激しくたたきつけます。
終電間近の東京・JR大森駅前では、大量の雨水が階段を勢いよく流れ落ちてきています。
河川への警戒も続いています。杉並区を流れる善福寺川の様子を見ると、水かさはみるみる増し、午前2時前には警戒水位に届きそうになりました。
雨が激しくなる前に、住民に対して避難指示を発表した自治体もありました。
北区では6日、土砂災害警戒区域内の住民に対して一時、警戒レベル4「避難指示」を出しました。
関東の都市部にも激しい雨
音を立てて降る雨。神奈川県横須賀市では、一日降り続いた雨が夜になって強まりました。
三浦市でも夜、激しい雨が降り、横須賀市とともにレベル4土砂災害危険警報が出されています。※午前0時時点
雨が強まった横浜市。濡れないようにするためでしょうか、バッグを前に抱えた人たちも見られました。
強まる雨への警戒感からか、宝くじ販売店の入り口や駅構内の店前にはシートの上に土嚢が積まれ、隙間からの浸水被害に備えています。
6日は南の海上にあった雨雲が午後、関東南部にかかり続け、都市部にも激しい雨を降らせました。
強い雨と風で傘を差すのも一苦労のようです。
屋久島町で記録的大雨
三重県尾鷲市では、12時間で200ミリを超える大雨になりました。
海に浮かぶ大量の流木。鹿児島県の屋久島町では、雨の影響とみられる流木の撤去に追われていました。
台風24号と前線の影響を受け、記録的な大雨となった屋久島町。一時、レベル5土砂災害特別警報が発表されました。
川の増水によって水源の取水口が破損した影響で、一部の地域で断水が発生。住民は水の確保に追われました。
「(Q.トイレも?)トイレもですね、あと洗い物とか」
「困りますね、ほんとね」
200世帯以上に影響が出たといいます。
新島村に土砂災害特別警報
レベル4土砂災害危険警報が発表された東京・八丈町。波打つように地面をたたく雨粒から、雨と風の勢いが分かります。
八丈島空港では6日、6時間で222.0ミリの雨が降るなど、記録的な大雨となりました。
町の観光マップにも載っている裏見ヶ滝は、大雨の影響からか茶色く変色。海へ続く川も茶色い濁流に。
「普段は山からちょろちょろと雨水とかが流れている程度。濁流になるのは今回初めて見た」
伊豆諸島の新島では24時間に降った雨の量が350ミリを超えていて、気象庁は午前4時15分、新島村にレベル5土砂災害特別警報を発表しました。
細見卓也予報課長
「これまでに経験したことがないような大雨となっている。災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況。特に土砂災害警戒区域などでは、何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、命の危険が迫っているため、直ちに身の安全を確保してください」
(2026年9月7日放送分より)














