社会

グッド!モーニング

2026年9月7日 13:29

「豊臣兄弟!」めぐり異例の申し入れ 2市「史実と違う」 NHK「真摯に受け止める」

「豊臣兄弟!」めぐり異例の申し入れ 2市「史実と違う」 NHK「真摯に受け止める」
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 NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」における戦国武将の扱いを巡り、ゆかりのある自治体がNHKに対して異例の申し入れを行いました。その背景にある地元への思いを市長に聞きました。

「史実と違う」自治体が提言

 先月28日、大阪府茨木市と大分県竹田市が連名でNHKに送った文書です。

「NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」「賤ケ岳(しずがたけ)の決闘」の放送内容につきまして、ゆかりの深い自治体としましては遺憾の念を禁じ得ません」
「史実に基づく記録では、この描写は事実とかけ離れております」
「誠に残念な放送内容でした」

 茨木市と竹田市は歴史文化を通じて結びつきが深く「姉妹都市」となっています。

大河ドラマに物申した理由は?
大河ドラマに物申した理由は?

 その姉妹都市がそろって大河ドラマに物申した理由とは?NHKに文書を送った茨木市の福岡洋一市長が番組の取材に答えました。

「登場人物の一人である中川清秀がひどい裏切り者として描かれていまして、その結果、首が切り落とされて投げ捨てられるという場面がございました」
「あまりに史実とかけ離れているし、取り扱いとしてひどいということで、NHKの方へ一言気持ちを伝えるべきだと声を上げさせていただきました」
「猛将」と呼ばれた戦国武将・中川清秀
「猛将」と呼ばれた戦国武将・中川清秀

 戦国武将・中川清秀は「猛将」と呼ばれ、かつて茨木市にあった茨木城の城主でした。

 「賤ケ岳の戦い」では、羽柴秀吉方として参戦。史実では砦を守り、討ち死にしたとされています。 しかし、ドラマでは敵方に寝返る姿が描かれていました。

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両市 史実の尊重を求める

 清秀とゆかりがある竹田市の土居昌弘市長もこう話しています。

「岡藩初代藩主・中川秀成公の父である中川清秀公が、羽柴軍を裏切った挙句に討ち取られるという、史実と大きく異なる描写がなされました」
清秀の次男・秀成は岡藩の初代藩主
清秀の次男・秀成は岡藩の初代藩主

 清秀の次男・秀成は竹田市にかつてあった岡藩の初代藩主です。

大阪府茨木市の福岡洋一市長
大阪府茨木市の福岡洋一市長

 両市はドラマの演出や脚色は「表現の自由」と理解を示す一方、歴史を題材とする作品については、できる限り史実を尊重するよう求めました。福岡市長はこう話します。

「大河ドラマをきっかけに子どもたちは歴史を学ぶとか、そこから得た知識をそのままうのみにするかもしれない。非常に大河ドラマというのは影響力が大きいので、悩みながらではありますけれども、気持ちとしてお伝えをさせていただきました」
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NHKのコメントは

 両市からの申し入れに対してNHKはこうコメントしています。

「大河ドラマは歴史的事実を題材にしたフィクションのドラマですが、登場人物の描き方について、ゆかりの深い地域の皆様からいただいたご指摘を真摯に受け止めます」
竹田市は緊急企画展を開催中
竹田市は緊急企画展を開催中

 こうした一件もあり、竹田市は中川清秀の緊急企画展を開催しています。

茨木市もテーマ展を開催予定
茨木市もテーマ展を開催予定

 茨木市もまた、19日からテーマ展「茨木城主中川清秀」を開催する予定です。

(2026年9月7日放送分より)

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