活発な秋雨前線の影響で、関東地方を中心に雨が強まっています。
千葉アンダーパス 冠水事故の防止策初実施
雨は次第に東北へと移動しています。7日朝は宮城県仙台市や、岩手県一関市などでも大きな雨音の雨が降りました。この後、東北太平洋側では、夕方まで常に激しい雨になる見込みです。
6日夜から関東各地を襲った大雨。激しい雨音が響き続ける、不安な一夜となりました。
7日に入り、特に雨が強まっているのは千葉県です。JR千葉駅前のタクシー乗り場は、大勢の人で行列ができていました。
雨の勢いが増す中、懸念されるのが冠水です。
千葉市中央区の国道にある、村田町アンダーパス。先月の豪雨の際には車3台が水没。うち1台に乗っていた男性が閉じ込められ、亡くなっています。
これを受け、千葉国道事務所は周辺の路面全34カ所に注意喚起を標示する工事を実施。
また国交省は、全国7カ所のアンダーパスを対象に、冠水が起きる前に限定的な通行止めを導入しました。
そして7日未明、千葉市にレベル4の大雨危険警報が出されると、午前0時半から村田町アンダーパスは全面通行止めに。コーンが一列に並べられ、さらには冠水時に使われる看板を設置。
通行止めによる規制が開始されました。車を誘導して迂回させています。限定的な通行止めの導入後、実施されたのは全国で初めてです。
飲食店対策も「お店残る」
雨が降る中、飲食店も対策に追われます。
「水嚢(すいのう)で下の隙間が少なくなるっていうのを調べたので、下の隙間を埋める。浸入してくる隙間を埋める」
徹底した浸水対策をするのには、切実な理由がありました。
先月の豪雨で、店のあるJR蘇我駅周辺は冠水し、深い所は腰の高さまで水かさが上がりました。浸水してきた時、店は営業中で食事をしている客もいたといいます。
シャッターを開けると、道路は一面水浸しに。
被害後、1週間以上かけて清掃と消毒を行い、ようやく営業を再開できたという谷口さん。今回、また千葉豪雨と同じような被害が出るのではないかと不安を感じています。
“車の避難所”満車に
先月13日の千葉豪雨では、道路の至る所で車両が水没。一時、3000台以上の車両が路上で動けなくなりました。
八千代市では車両の水没に備え、一時的に車を避難させる「車の避難所」を開設。家の近くに水路があるという、こちらの女性は「今回もちょっと心配なので早めに」と話します。
こちらの男性も、次のように話します。
「前回の8月13日の雨で家の周辺が冠水して、車内に水が入っちゃって怖かったので」
もう1台の軽自動車は、妻が使う車です。
「(前回の大雨で)車の中が濡れちゃって」
「警戒してます。前回が大雨だったので」
八千代市内16の地点で、車を一時的に預ける場所が設けられましたが、6日午後10時5分時点で、4つの避難場所が満車になっていました。
川崎地下街 冠水に警戒
大雨による不安な夜は神奈川県でも…。武蔵小杉駅には歩道に多くの水たまりができています。
武蔵小杉駅のある川崎市は、これまでたびたび水害に見舞われてきました。
中でも川崎駅周辺では、今年6月の台風6号で道路が冠水。走行するバスのタイヤが見えなくなるほどの高さまで水が押し寄せ、立ちすくむ人の姿も見られました。
そして6日、日付が変わる少し前から、早くも水がたまり始めていました。
さらに別の場所では、排水溝とみられる場所から水があふれている様子も。地元の人は、次のように話します。
「結構、大雨が降るというんで、つかるとしたらそこら辺の地下街」
少しでも水の浸入を防ぐため、地下街への入り口や店舗前には土嚢が設置されるなど、備えが取られていました。
それでも不安は尽きません。
雨の中、客を待つタクシードライバーはこのように話します。
一時、警戒水位に迫る…
都内でも大雨となっています。
6日午後11時50分、気象庁は杉並区の善福寺川が今後氾濫する恐れがあるとして、レベル4の氾濫危険情報を発表。
荻窪公園付近では一時、警戒水位に迫るほどまで増水していました。
現在、氾濫危険情報は解除されています。
(2026年9月7日放送分より)











