1
昨今、Z世代を中心に包丁を使わずに料理をする「包丁キャンセル」が拡大中だ。日本の若者からはキャンセルされつつある包丁だが、包丁製造者によると「包丁でぜひ切ってもらいたい食材」があるという。
包丁を製造する人は「包丁キャンセル」をどう見ているのか。創業80年を迎える青木刃物製作所は、刃物の三大産地のひとつである大阪府堺市で主にプロの料理人向けの包丁を製造している。独創的なデザインと高い品質を誇り、600年の歴史をもつ堺刃物の伝統を支えてきた。
専務取締役を務める青木俊和氏は「僕は自分の気に入った包丁を使って料理するっていうのは、楽しみの一つになってほしい」としつつ「包丁にしかできないこともある。僕らとしてはそこをアピールしていくしかない。例えば、じゃがいもを薄切りにするとか、大根をおでんの形に切ったり、お肉の削ぎ切りとか薄く切ったりとか。ハサミは包丁のように断面を綺麗に切ることは難しい。どうしても潰す形になって、食材に対する負荷が全然違う」と包丁の重要性を説く。
さらに、青木氏は包丁キャンセル界隈の人にぜひ包丁で切って食べてほしいものがあるという。「刺身ですね。お刺身も切れているのを買わずにスーパーに売っている柵を買って、包丁で薄くスライスして食べていただきたい。味が全然違う」と呼びかける。
そんな包丁推しの青木氏だが、「僕もたまにハサミでネギを切ったりする。楽なので」と素直な本音も明かした。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
広告