厚生労働省などのデータによれば、20歳男性の平均身長は約171.3cm、女性は約155.4cmで、1980年以降ほとんど変わっていない。ここ30年ほど日本人の身長は高止まりの状態が続いている。
一方で、身長158cmの大学生・みささんは、平均を上回っているものの「もっと高くなりたい」と願っている。『ABEMA Prime』では、みささんとともに、身長にまつわる価値観と生きづらさについて考えた。
■「駅でぶつかられなくなった」

みささんは約10cmの厚底靴を愛用している。「厚底履いてる方が安心感がある。自分が堂々と話せるというか、自信を持っているような気がする」。平均以上でも足りないと感じる理由について、「160cm以上の友達が多くて、もうちょっと欲しい」と説明する。
厚底を履き始めてから変化もあったという。「駅などでぶつかられることが多かったが、厚底を履き始めてからピタリとなくなった。やっぱり身長で判断してる人もいるのかな」と語った。
ファッション面では、「Z世代のファッションは、厚底が必須のように感じる。厚底を履いて写真を撮って、双子コーデもできる。同じくらいの身長の女性が友達になったりする」と、厚底文化の広がりも指摘した。
■高身長のメリット・デメリット

番組では高身長側の視点も語られた。パブリックテクノロジーズ取締役CTOのTehu氏(196cm)は、「物理的に生活が大変」と切り出す。「電車を急いで降りる時にドアにぶつけて、そのままホームでうずくまる。ケガもいっぱいある」と明かす。家でも「ベッドから足が出る。料理するにも、キッチンが低く腰痛が来る」のだそうだ。
高身長ゆえの気遣いも明かす。「厚底で身長を盛ることはできるが、下げることはできない。ライブ会場でアリーナ席が当たると、『後ろの方に迷惑かける。スタンドだったらよかったのに』と絶望する」と肩身の狭さを語った。
一方でメリットも大きいという。「いろんな人から覚えてもらえる。名前をわざわざ覚えないような偉い相手でも、『あの背の高かったやつ、いいじゃないか』と後で言ってくれたりする」。
■「自分が生きたい身長で生きれる社会に」

そのほかスタジオでは、メリットとして「満員電車の中で空気がいい」「行先や次の駅もすぐ見られる」といった声も上がった。
みささんは、恋愛や見た目の話題でも「男性は170cm以上」といった条件が語られる風潮に触れつつ、「今の時代はマッチングアプリでも、女性は『160cm以上がタイプです』と書いている人がいる。私も2cm盛っている」と語った。
そして最後には、「男女ともに身長を盛っても全然いい。10cmでも20cmでも、自分が生きたい身長で生きられる社会になったらいいな」と締めくくった。
(『ABEMA Prime』より)