きょう13日、投開票の沖縄県知事選。保守系の与野党6党が推薦した42歳の新人、古謝玄太候補が、3選を目指す玉城デニー知事を破り、当選しました。
沖縄県知事選 新人・古謝氏(42)勝利
「県民の皆様のご支援で勝たせていただきました。ありがとうございます。県政を継続するのか、あるいは刷新して新しい県政で沖縄を前に進めていくことを期待しているのか、それが問われた選挙だった。多くの方が沖縄を前に進める選択をしたと受け止めているので、これまでの2期8年のデニー知事の県政にも敬意を表しながら、沖縄を前に進めていきたいと思います」
「結果は県民の選択ですので、(辺野古)容認の古謝さんを選んだということは、結果を見るとそうだろうと思う。矛盾がある計画を進めている国に対して納得しないという、県民を代表して私が主張したことは間違っていません」
「ここにいる一人一人が流れとうねりを作っていただいて、相手の背中が見えてきました」
「今こそ立ち上がりましょう。沖縄の県知事を選ぶのは、皆さんの正義です」
現職の玉城デニー氏(66)と前那覇市副市長の新人、古謝玄太氏(42)による事実上の一騎打ちとなった沖縄県知事選。
軽快なテーマソングとともに、登場した古謝氏。歌っているのは、自身と子どもたちだと言います。
42歳で県知事選初挑戦の古謝氏は、東大から総務省に進んだ元官僚。地元経済界から推されて出馬し、与党に加え、保守系の野党などから広く推薦を受けています。
「県民所得の“倍増”、子育て支援の拡充、観光を、経済を豊かにする」
古謝氏は、「10年後の県民所得倍増」など、強気の経済政策を打ち出し、支持を訴えていました。
妻の亜希子さんもマイクを握ります。
「県民の皆様においても価値観はそれぞれございますから、思うところがあるかもしれません。でもまずは、まずは支援団体ではなくて候補者古謝玄太、候補者古謝玄太を見て選んでいただきたい」
全国平均超の物価高…県民は経済重視
朝日新聞などが行った世論調査では、今回の選挙で、半数以上が最も重視するとしたのが「経済の活性化」。
「沖縄市にあるこちらのステーキ店では、この数年間、毎年のように値上げをせざるを得ない状況が続いているということです」
沖縄の県民食の1つ、ステーキですが…
「10年前のメニューと現在、1600円だったのが今では3500円」
実は、沖縄県には全国平均を上回る物価高が暮らしを直撃。その一方で、1人当たりの県民所得は231万5000円と全国最低です。
「諦めと疲れ」止まらぬ“辺野古移設”
対する玉城氏が前面に訴えたのは、2期8年の実績です。
「沖縄県は2024年の県税収入が1997億円。過去最高でした」
一方で、普天間基地の「辺野古移設反対」については、“政策の柱”から外し、街頭演説でも以前ほど取り上げませんでした。
「辺野古移設反対」を旗印に、2度にわたり自民党が推薦する候補を破った玉城氏ですが…
県と国の法廷闘争は、軒並み県が敗訴。埋め立てが着々と進む中、県には工事を止める有効な手立てはありません。
「基地なんか本当はいらない。だけど、今は仕方がない。基地はそんなにすぐに変わらないから、いろいろ言っても」
「若い方の世代は基地問題よりはやっぱり今生きている、生活している自分たちのことをしっかりやってから、基地問題だけを重視っていうのは私はないです」
“沖縄の風”の変化は数字にも現れています。
世論調査では「普天間基地の辺野古移設」について、賛成が35%、反対が37%と拮抗する結果に。
さらに、投票に際して「基地問題」を最も重視する人は、15%にとどまりました。
玉城氏に投票してきたというこちらの男性も今回は古謝氏に投票するそうです。
Q.経済の方が今は?
「優先になってくる」
古謝氏は辺野古移設を容認していて、普天間基地の一刻も早い危険性除去が最優先だと強調します。
「(普天間基地は)本来であれば県外、あるいは国外の移転というのも可能性としてはあったと思っています。そうなればよかったと私も思っています。しかしながら今もうこれだけ工事が進んでしまっている。辺野古側の埋め立てが終わって大浦湾側も進んでいる。そして裁判も終わって、他の案が議論されてもいないという中では、やはり辺野古への移設が、普天間飛行場の危険性除去という原点にかえれば、一番早い方策だということで、これが一番早い案ということで容認をしておりますので、ぜひそこは全国民にご理解をいただきたいなと思います」
午後7時半現在の投票率は29.65%となっていて、前回選挙の同時刻と比べて、3.58ポイント上回っています。
9月13日『有働Times』より










