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AIの進化が急速に進むなか、企業のオンライン採用面接でAIを使ったなりすましが世界的な問題となっています。実際にAIを使ったなりすましを見抜いた会社を取材しました。
「人間か?AIか?」企業困惑
男性
「これまで約9年間ウェブシステムの開発に携わってきまして、前職ではグローバルなAIプロダクトの開発に携わり…」
面接官
「ちょっといいですか?いいですか?」
「これまで約9年間ウェブシステムの開発に携わってきまして、前職ではグローバルなAIプロダクトの開発に携わり…」
面接官
「ちょっといいですか?いいですか?」
都内にある会社の中途採用でオンライン面接を受け、流暢(りゅうちょう)に経歴を語る男性。
しかし、面接官は怪しむような表情を見せ、話を遮りました。
面接官
「しゃべってもいいですか?」
男性
「はい、どうぞ。何かご質問でしょうか」
面接官
「映像としゃべりが全然一致しない。大丈夫ですか」
男性
「…少し通信の遅延があるのかもしれませんが、僕の方は問題なく聞こえています」
面接官
「多分、今AIかなんかでしゃべらせているように聞こえる。もしそんな感じであれば、終了したいんですが」
男性
「…いいえ、AIは使っていません。ご自身が直接お話ししています」
面接官
「ご自身とか自分であんまり言わないですよね。ちょっと変な感じがするので、ごめんなさい、退出します」
「しゃべってもいいですか?」
男性
「はい、どうぞ。何かご質問でしょうか」
面接官
「映像としゃべりが全然一致しない。大丈夫ですか」
男性
「…少し通信の遅延があるのかもしれませんが、僕の方は問題なく聞こえています」
面接官
「多分、今AIかなんかでしゃべらせているように聞こえる。もしそんな感じであれば、終了したいんですが」
男性
「…いいえ、AIは使っていません。ご自身が直接お話ししています」
面接官
「ご自身とか自分であんまり言わないですよね。ちょっと変な感じがするので、ごめんなさい、退出します」
自分を「ご自身」と表現した男性。面接官は生成AIだと確信したといいます。
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別企業の面接にも現れる
面接を行ったのは、AIを活用したエンタメ事業を展開する都内の企業「KOWRO」です。
実際に面接した原田祐二代表に話を聞きました。
「結構驚きました。半分は人間じゃないか、半分はAIじゃないかが、ずっと葛藤し続けた面談で、最後やっと確信を持ってAIだと思ったから終了できた。視線も違和感はありました。目が泳いでいたので、ずっと」
声と口の動きのズレや、独特の間にも違和感を覚えたといいます。さらに、会社の名前はKOWRO(コヲロ)と読みますが、「COLO(シーオーエルオー)さんは…」と会社名を間違えて読んでいました。
この“AIとみられる人物”。7月下旬には別の企業の面接にも現れていました。
エーアイスクエア 堀友彦代表
「まず顔が私の面接に来たAIと全く同じだった。声も全く同じ、しゃべり方も全く同じだったので。同じ人だろうなと思います。人というかAIなんですけど」
「まず顔が私の面接に来たAIと全く同じだった。声も全く同じ、しゃべり方も全く同じだったので。同じ人だろうなと思います。人というかAIなんですけど」
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北朝鮮IT技術者の可能性
ITジャーナリストの三上洋さんは、ここ数年で増えている北朝鮮のIT技術者によるなりすましの可能性を指摘します。
「北朝鮮のIT技術者が他国のIT技術者を装って、企業に侵入しようとしている。リモートワークで入り込んで、得た収入を北朝鮮に送金する。企業の機密情報などを盗み取る。さらに、その後にそれらの情報を利用して、ランサムウェアなどのサイバー攻撃を行うという例もある」
こうしたなりすましは世界中に広がっていて、今年7月、日本やアメリカなど11カ国が注意を呼びかけました。
北朝鮮のIT技術者がAIなどを使って別人になりすまし、オンライン面接を受けたケースは5000社で6500件以上に上るとみられています。
有効な見破り方は?
FBIは、なりすましを行った人物の指名手配書を公開しています。
見破るために、三上さんは顔の前で手を動かしてもらうことなどが有効だと話します。
「これはどういうことかというと、顔の部分だけを置き換えるようなAIの技術を使っているからです。ですので、顔の前に手をやると、その処理が追いつかず不自然な動きになる」
さらに…。
「給料の入金先を例えばビットコインなどの暗号資産にしたい。もしくは、銀行口座なのに本人名義ではない場合、警戒すべき」
(2026年9月14日放送分より)
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