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ニワトリは午前2時すぎに起こし、花は日没後に収穫する農家。厳しい暑さによって、日本の農家が夜行性にシフトしています。
ニワトリも人も熱中症対策
午前2時30分、鶏舎の照明が自動で点灯し、ケージで飼育されているおよそ4400羽のニワトリを起こすところから1日の作業が始まります。
栃木県益子町の養鶏場では6年前の夏、猛暑が3日間続き、卵を産む500羽を超えるニワトリが熱中症になり、命を落としたといいます。
薄羽養鶏場 薄羽哲哉さん(48)
「ここの地域では、日中の最高気温が35℃を超えることが多い。暑いとニワトリは餌(えさ)を食べなくなってしまうので、夜間の涼しい時間帯にニワトリたちを起こして、餌を食べてもらう」
「ここの地域では、日中の最高気温が35℃を超えることが多い。暑いとニワトリは餌(えさ)を食べなくなってしまうので、夜間の涼しい時間帯にニワトリたちを起こして、餌を食べてもらう」
養鶏場を営む薄羽さんは、深夜の作業が日課に。ここまで対策をしても、7月に急に35℃を超えた日には130羽が死んでしまったといいます。
これまで日中に行っていた花の収穫も、日没後に変えていました。
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涼しい時間にハウスで収穫
日が落ちて数時間が経ったころ、栃木県日光市では、ビニールハウスが明るく照らされていました。
行われていたのは、ピンクやオレンジ色のガーベラの収穫作業です。
日光園藝 飯島太陽さん(36)
「気温の上昇が毎年毎年起こっているので、夜収穫とか作業する形に変えた」
「夜行性になりますね、だんだん。それも体や命を守るため」
「気温の上昇が毎年毎年起こっているので、夜収穫とか作業する形に変えた」
「夜行性になりますね、だんだん。それも体や命を守るため」
3年前の夏、ハウス内でヒマワリの収穫をしていた従業員が熱中症になったことをきっかけに、これまで日中に行っていた作業を早朝や夜の涼しい時間帯に切り替えました。
農家のうち熱中症にかかったり、危険を感じたりした人は9割を超え、作業時間をずらした人はおよそ6割と暑さによる影響は甚大です。
農水省によると、農作業中の熱中症による死亡者数は増加傾向にあり、2024年は59人。過去20年で最多となりました。
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作業環境を変える必要性
この地域では、屋外の気温が35℃を超えると、ハウス内は40℃を超えることもあります。
早朝から作業を始める従業員はこう話します。
浅田美代子さん(60代)
「朝の方が涼しいですからね。ちょっと起きるのがつらいけど」
「朝の方が涼しいですからね。ちょっと起きるのがつらいけど」
福嶋里美さん(50代)
「切っていても背中が熱くなるし。頭も熱くなるし」
「切っていても背中が熱くなるし。頭も熱くなるし」
暑さがさらに厳しくなることを見据え、作業環境そのものを変える必要性を感じています。
飯島さん
「もっと高温になると思うので、もっと設備投資をして、室内作業できる環境を整えていけたら」
「もっと高温になると思うので、もっと設備投資をして、室内作業できる環境を整えていけたら」
(2026年9月15日放送分より)
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