きょうにも台風25号が発生すると予想されています。この台風は、海面水温が30℃以上と高い海域を通るため発達しながら北上するとみられています。18日(金)から19日(土)にかけては強い勢力で小笠原の近海を通過する予想です。
台風はその後の進路が定まっていません。沖縄方面に進む可能性もありますし、向きを北東に変えて本州方面に進む可能性もあります。いずれにしてもシルバーウィークは列島のどこかに大きな影響を与えることは間違いなさそうです。
台風25号の中心付近では非常に激しい雨や暴風が吹き荒れることが予想されます。ただ、心配なのは中心付近だけではありません。本州付近に停滞する秋雨前線に湿った空気が流れ込むため、台風から離れた場所でも大雨になる恐れがあります。今のところ、秋雨前線は関東付近に停滞すると予想されているため、関東で総雨量が多くなる可能性があり、土砂災害などに警戒が必要です。
西日本の渇水解消の切り札になるか?
ただ、この台風を待ちわびている人もいるかもしれません。四国や九州は渇水が深刻化していますが、過去には台風で一気に渇水が解消した事例もあります。
国土交通省の資料によると2005年も極端に雨が少ない年で、四国の早明浦ダムの貯水率は8月19日には0%となっていました。取水制限なども長く継続されていましたが、9月6日に襲来した台風14号によって、近くのアメダス本山では400mm以上の雨を観測するなど大雨となり、夜には貯水率100%に達しました。貯水率0%から100%になったのです。このように台風には渇水を一気に解消させる力も持っています。
台風が少し大回りになって、東シナ海を北上するようになると、四国や九州で大雨となる可能性が高まります。災害が発生しない程度に四国や九州に雨を降らせることを期待せずにはいられません。
出典:国土交通省四国地方整備局「平成 17年夏渇水における早明浦ダムの記録」

