15日も列島各地は雨となりました。
適度な雨なら“恵みの雨”のはずですが、今年は、様子が違います。
列島に雨雲がかかり続けています。
東京都心では、先月27日から20日間連続で雨。その降水量も、すでに平年の2倍以上です。
土えぐれ“収穫ゼロ”の可能性
いま、農作物に異変が起きています。
千葉県八街市の農家を訪ねました。
本来なら、青々としたニンジンの葉が、一面に広がっている時期です。ところが。
「ここのニンジンは、8月13日の豪雨で、種が流されて、まき直したんですけど」
畑の半分ほどで表面の土が流れ出し、一緒にニンジンの種も流されました。まき直した種が少しずつ芽を出していますが、土がえぐれてしまっている場所も目立ちます。
先月の千葉豪雨。八街市周辺では、一日で平年の2カ月分以上の雨が降りました。
今月に入ってからも、八街市周辺の降水量は平年の3倍近く。ニンジンの生育にも、当然、影響が出ます。
「収穫量が、本来に比べて7割くらいになってしまうかな。正直、掘ってみないとわからない。ニンジンが奇形になってしまい、収穫量がゼロになる可能性も」
日照不足が追い打ち
大網白里市のネギ畑でも。
雨の影響で、360万本植えたネギのうち、約40%に被害が出ました。被害額は、4000万円ほどに上る見込みだといいます。
さらに、追い打ちをかけているのが日照不足です。今月の日照時間は、平年の4分の1程度しかありません。
「水が引いて、早く回復してほしいというときに、太陽の光がない。回復も遅れている状況」
収穫の最盛期は11月ごろからです。
「ネギは子孫を残すために種を作る。ネギ坊主といって、ネギ自体が役割を終えて硬くなる。商品価値がなくなってしまう。もう1本も失いたくない」
農家を悩ませる長雨。そして、日照不足。
気象庁は、14日までの2週間で、北日本や東日本では、日照時間が、平年の25%から50%程度にとどまり、降水量は、4倍以上になっているところもあるとして、農家などに注意を呼び掛けています。
収穫減で“価格高騰”の懸念
その影響は、私たちの暮らしにも直結しています。
都内のスーパーに並んでいたきゅうりは1本89円。レタスは1玉259円、ブロッコリーは329円でした。
「レタスがびっくりした、高くて。キャベツでもいいかって。キャベツも高いけど。(Q.どれが一番ぎょっとした)レタスもぎょっとしたけど、ブロッコリーもびっくりした」
店側は、価格を抑える努力はしているものの、100円以上高くなっている野菜も少なくありません。
「ブロッコリーだと200円前後で売りたいというのが希望ですが、相場としては、それが許されない状況になっている」
物価高も値上がりの一因です。ただ、いま強く感じているのが、流通する品物の少なさだといいます。
「(この時期)夏野菜などの価格は相対的に安くなるんですが、全く落ちない状況でしたので、大雨の影響は、日本全国、広がっていると、売り場を見て感じる」
スーパーの担当者は、ネギや白菜など、今後、出回る冬野菜も、雨の影響による収穫量減少が懸念され、さらなる価格の上昇を心配しています。







