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長野県の伊那市と大鹿村の境にある南アルプスで、衝撃的な光景が広がった。
東邦航空が撮影した南アルプスの映像には、山の斜面にシカの大群が捉えられていた。これは山小屋へ荷物を運んだヘリコプターが偶然撮影したものだという。
東邦航空の川崎龍未整備士は「芝生の色が変わっているのかと思ったが、近づいていくにつれてシカの大群だと分かった。シカの大群を見て正直ゾッとした、衝撃的な感じ」と振り返る。
画面に映っているだけでざっと450頭以上だ。背景について、信州大学農学部の池田敬助教は「昔に比べて狩猟者が高齢化して減少している。ただそれだけではなく、積雪が減ることにより冬季に死亡する個体が少なくなっている」と指摘する。
年間73万頭ほどが捕獲されているが、それでも減っていない。
農林水産省によれば、野生鳥獣による農作物の被害額は去年188億円にのぼり、そのうちシカによる被害が79億円を占める。
なぜ獲れないのか。環境省の「二ホンジカ捕獲実証実験 報告書」には、「登山者の多い状況では、発砲する機会はほぼない」と記されている。撃つ人も減っている中、国はシカを半分に減らす目標を立てたが達成できず、期限は5年先送りになっている。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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