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2026年9月18日 16:00

『大腸がん』立花理佐さん明かす闘病生活 検査で早期発見がカギ 負担少ない方法も

『大腸がん』立花理佐さん明かす闘病生活 検査で早期発見がカギ 負担少ない方法も
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俳優の中村ゆりさんが9月1日、直腸がんのため、44歳の若さで亡くなりました。

直腸がんは大腸がんの一種です。大腸がんは日本人の10人に1人がかかる病気だと言われています。

中村さんと同じ直腸がんと闘ってきた、タレントの立花理佐さんに、お話を伺います。 

■俳優・中村ゆりさん死去 『大腸がん』 日本 10人に1人罹患

俳優・中村ゆりさんのがん闘病の経緯について見ていきます。

13年前に、がんを患いました。

その後、寛解し、検査も欠かさず受けていました。
2025年1月、再びがんが見つかり、手術は成功しましたが、術後、転移が見つかりました。
2026年8月、回復に努めていたなか、再び腸閉塞を起こし、余命宣告を受けました。
そして9月1日、『直腸がん』のため44歳で亡くなりました。

中村さんが患っていた『直腸がん』についてです。

大腸の一番肛門に近い部分にできる『がん』で、『大腸がん』の一種です。
『大腸がん』は日本では年間15万人以上が診断される、罹患数が最も多い『がん』です。

生涯で罹患するリスクです。
男性は10人に1人、女性は13人に1人が『大腸がん』にかかるリスクがあるといいます。

『大腸がん』は亡くなる人も多い『がん』です。

日本人の部位別がん死亡数順位を見てみると、男性は1位の『肺がん』に次いで、2位が『大腸がん』、女性は1位が『大腸がん』と、男女ともに『大腸がん』で亡くなるケースが多く、日本では年間5万4000人以上が『大腸がん』で亡くなっています。

『大腸がん』の特徴についてです。

『大腸がん』の主な症状です。
早期の段階では、自覚症状がほとんどありません。

大腸がんなど、消化器系悪性腫瘍を約6000例以上治療してきた、東京たかはしクリニック練馬院の高橋昂大院長によると、
「症状があっても、便に少量の血が混じる程度。痔と間違われることが多い」といいます。

進行すると、血便・便秘・貧血・嘔吐などの症状が出てきます。

高橋院長は、早期に自覚症状がないからこそ、
「早め&定期的な検査が重要。がんになろうとしているポリープを見つけられれば、発症前に処理することができる。さらに、早期で見つかれば、90%以上が治るといわれている」といいます。

『大腸がん』の原因の一つが、『大腸ポリープ』です。
胃や胆のうなど、ほかの臓器のポリープに比べて、がんになる確率が高いということです。

秋田県で行われた大規模研究では、40歳から74歳の男女4495人を対象に、大腸内視鏡スクリーニング調査を行いました。
その結果、40歳以上の2人に1人がポリープをもっていることが判明しました。

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■立花理佐さん『直腸がん』経験 「検診受けておけば」後悔も

直腸がんを経験した立花理佐さんのお話です。

47歳のころから立花さんに異変が出始めました。
トイレの回数が増加しました。
また、お尻の痛みで就寝中に目覚めたり、お尻から出血していたりすることもありました。

立花さんによると、当時、
「痔と過去2回診断されたことから、『また痔なんだろう』と思っていた。市販薬で痛みが治まることもあったし、新型コロナが流行し始めて、病院にあまり行かない方がいいという考えもあった」ということです。

立花さんは、48歳の時、痛みがひどくなって、夫に連れられ、肛門科のクリニックを受診。
すると、診断した医師の顔色が変わり、医師から「今すぐ検査していい?」と言われ、内視鏡検査を実施することになりました。

約1週間後、検査結果を聞きに行くと、医師から「がんです」と告げられました。

立花さんです。
「医師が冷静だったので実感が湧かず、『そうなんですか』と人ごとのような感じだった」

その後、大学病院で精密検査を受けると、直腸がんのステージ3と判明。
さらに、子宮やリンパ節にも転移していました。
がんが大きかったため、小さくするために、錠剤の抗がん剤を服用しながら、ほぼ毎日通院して、放射線治療を受けることになりました。

49歳の時、腹部に4カ所穴を開け、直腸、子宮、卵巣、リンパ節を切除する手術を受けました。
術後、目が覚めたら、人工肛門がついていました。

2021年から抗がん剤治療が始まりました。

1週目から2週目は、病院で点滴を受け、錠剤を約2週間飲み、3週目は休薬期間という、『3週間1セット』を3回繰り返しました。

回数を重ねると薬の副作用が強くなり、手足とのどの痛みで、水で手を洗えず、食事で冷たいものを口にできなくなりました。
さらに、お尻の痛みで数分しか座っていられない状態になったということです。

立花さんです。
「『40歳の時に、医師に勧められた時に、がん検診を受けておけば』という後悔がある。実際に検診を受けたら、痛みもなく、すぐに終わる。自分を守るためだと思って、面倒くさがらず検診に行ってほしい」
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■早期発見へ『検便』『内視鏡』違いは?負担少ない検診も

早期発見が大事ながん検診ですが、検査方法を見ていきます。

まずは、『検便』です。
正式には便潜血検査と呼ばれていて、便に血液が含まれるかを検査します。
大腸の中のポリープやがんは出血しやすく、便がこすれたりすると、出血を起こすためです。
自治体で受診した場合の費用は、無料から1000円前後となっています。

検査方法、2つ目は、『大腸内視鏡検査』です。
多くは検便で陽性となった場合に行われます。
この検査は、
・検査前、下剤を2リットル飲んで腸内をきれいにします。
いまでは1リットルほどで済む場合もあるといいます。
・お尻からカメラを入れ、大腸の中を直接見ます。
・検査で見つかった小さなポリープは、その場で切除できます。

東京たかはしクリニック練馬院の高橋院長によると、自費で約2万円、保険で3割負担の場合、約6000円だということです。

高橋院長が推奨する内視鏡検査の受け方です。

ポリープがあった場合、3年に1回検診し、ポリープがなかった場合、3から5年の頻度で検診をしてほしいということです。

ほかに、
・半年で体重が10%減ったり、
・採血で貧血を指摘されたりした人は、
内視鏡検診の検討をした方が良いということです。

日本に比べて、アメリカは大腸がんの死亡率が減っています。

『大腸がんによる死亡率』は、男性は1990年以降、女性は2000年以降、日本を下回っています。
さらに、2022年の『大腸がん検診率』は、45歳から75歳で約61%と、過半数以上が受診しています。

がん検診が増えている背景には、
・45歳以上の大腸がん検診を推奨されていること
・公的保険や民間保険の加入者は、大腸がん検診の費用は発生しないこと
・多くの人が内視鏡検査の検診を選択していること、があげられます。

また、過去に掲載された学術雑誌には、
『大腸内視鏡検査はアメリカにおける大腸がん検診の受診率向上に大きく寄与した』と紹介されていました。

早期発見に重要な内視鏡検査ですが、内視鏡検査が難しい人も受けやすい検査方法があります。

1つ目は、『大腸CT検査』です。
まず、内視鏡検査より少ない量の下剤を飲み、お尻から炭酸ガスを注入します。
あお向け・うつ伏せの2度撮影して、大腸の3D画像を作成して確認します。

検査にかかる時間は、15分から20分で、自費では約3万円かかりますが、保険適用で3割負担となると、約9000円ほどだということです。

2つ目は、身体的な負担がより少ないと言われている『大腸カプセル内視鏡』です。
その方法は、カメラが内蔵された約3センチのカプセルを水と一緒に飲み、大腸の中を撮影します。

検査にかかる時間は、約3時間から8時間で、自費では約10万円かかりますが、保険適用で3割負担だと、約3万円だということです。
大腸CT検査・大腸カプセル内視鏡は、いずれも医師から通常の内視鏡検査が困難と判断された場合に、保険が適用されるということです。

高橋院長です。
「40歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査を。どうしても抵抗がある方は、毎年の検便検査で早期発見してほしい」ということです。

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年9月18日放送分より)

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