社会

ABEMA NEWS

2026年10月4日 07:00

「サンダルには見向きもせず」警察は常連客の指紋ではなく“靴の裏”を捜査「足跡は100個あっても同じものはない」元刑事が重要性を解説 鹿児島・飲食店経営女性殺害事件

「サンダルには見向きもせず」警察は常連客の指紋ではなく“靴の裏”を捜査「足跡は100個あっても同じものはない」元刑事が重要性を解説 鹿児島・飲食店経営女性殺害事件
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 7月28日、鹿児島県鹿屋市で飲食店経営の大隅さつきさん(当時49)が自宅で殺害された事件で、ABEMA的ニュースショーは独自取材を実施。大隅さんのことをよく知る人たちから警察の捜査について証言が得られた。

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 常連客は「早く捕まってほしい。嫌な気持ち、みんな。何にも得がない」と早期解決を望み、警察の捜査に協力したことを明かした。警察が調べにきた際の共通点について「常連さん」と回答。その調べにはさらなる共通点があった。

「サンダルとこの赤い靴。(警察が)2足を最初に見た瞬間にサンダルの方は見向きもせんかった。サンダルの裏の模様が、(大隅さんの)家にあった模様と全くもって違ったんだろうね。ちゃんとした靴だったんだろうね」「NIKEとか見向きもしなかったですね、警察は」(常連客ら)

 警察が調べているというのが「靴の裏」。現場に残された足跡があったのだろうか。

 大隅さんをよく知る人物は「私のしか見ていなかったから小さいのかなと思って。(私の)夫のは大きい靴だから裏も何も見なかった。25〜26cmぐらいのやつを見ていた」と明かした。常連客も「靴の裏を見ていた。裏の模様やろ。こういう靴だっていうのが警察はわかっているから、その模様だけをずっと一点集中で見ている。それ以外のものには目もくれない」と語った。

 実はこの警察の調べは、大隅さんが亡くなってから1週間も経たないタイミングで行われたという。つまり、殺人事件と断定される前から殺人を視野に警察が動いていたことになる。一方、警察による指紋の採取はなかったといい、常連客たちは一様に頭を悩ませていた。

 この状況について、元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏は「今回指紋を採取しなかったのは、現場周辺に指紋がなかった、もしくは何人もの客が出入り可能な状態で、真新しいのがいっぱいあったか」とコメント。

 また、「これは靴がポイント。現場の靴の足跡は土足侵入か、それとも玄関まで来ていたものか。ただ不思議なのは、妻や子供の小さい靴を捜査対象者の目の前で見るというのは普通やらない。秘匿採取が原則。秘匿採取は、例えば容疑者が浮上したらずっと張り込みして24時間行動確認する。容疑者が歩いたところは結構足跡が残る。出て行った時に足跡を秘匿採取する識別剤というのがある。静電気などで浮き上がらせる。そういうので秘匿採取するのが本来の(やり方)。目の前でやることはまずない」と語った。

 続けて「靴というのは特徴点があって、指紋と同じで、100個靴があっても1つ。簡単に言えば、人間は歩く癖があるから、磨耗状態が全員違う。もう1つは、例えば外を歩くと、石ころを踏む、すると小さな穴が開く。100個の足跡があっても、その石は1つしかない。特徴点がたくさんあっても『これだ』と特定できる。だから、“ゲソ=靴跡”は非常に大事な証拠品。それを目の前で見るとか、女性や子供のものを見るということは、多分推測されるのは、その犯罪現場周辺に女性の足跡があったのだろうと。また、男性でも近所に行くのにたまたま女性のサンダルを履くこともあり得る。この“靴”がポイントだ」と解説した。

 さらに「本来、なぜ秘匿採取するかというと、目の前で靴を調べられたら捨てられる。犯人だったら警察は足跡を知っていると察知されるから処分されてしまう。それをあえて目の前で見たというのは疑問点だ」と指摘した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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