社会

モーニングショー

2026年10月5日 14:38

紅葉名所「神のじゅうたん」大混雑 秋晴れ久々で シーズン到来も千葉では長雨で暗雲

紅葉名所「神のじゅうたん」大混雑 秋晴れ久々で シーズン到来も千葉では長雨で暗雲
広告
6

 この週末、各地で秋晴れに恵まれました。紅葉の名所に多くの観光客が訪れました。その一方で、台風25号による記録的な大雨となった千葉では、紅葉スポットにも異変が起きていました。

紅葉名所に全国から観光客

 紅葉の名所・宮城県の栗駒山。この週末、中腹辺りが見頃を迎え、大勢の人が訪れていました。

 標高1626メートルで宮城、岩手、秋田の3県にまたがる栗駒山。山頂付近から麓まで広がる一面の紅葉。

 例年9月下旬から10月上旬に最盛期を迎える紅葉は、まるで神が織り上げた巨大なじゅうたんのように見えることから「神のじゅうたん」とも称され、赤や黄色に染まった紅葉の間を歩く登山ルートが人気です。

「神のじゅうたん」
「神のじゅうたん」

 じゅうたんの間を縫うように、尾根の登山道が続き、登山客は紅葉のパノラマを堪能することができます。

親子
「綺麗なとこだっていうのは見てはいたけど、実際目にするとすごいね。本当に鮮やかでビックリしている」

 清々しい秋晴れとなったこの週末、紅葉が見頃を迎えたこともあり、多くの観光客が訪れていました。

駐車場は早朝から満車に
駐車場は早朝から満車に

 栗駒山のシャトルバス乗り場には朝7時時点で多くの人が並んでいて、続々とバスに乗り込んでいきます。

 全国各地から集まった車で、駐車場は早朝から満車に。長く雨が続いた関東からも多くの人が訪れました。

広告

山頂の幻想的風景

 連日続いた雨で外出できなかったうっぷんを晴らすため、東京から訪れた登山歴60年の大ベテラン夫婦がいました。

「リフレッシュだよね」
「紅葉の時期は大体1週間ぐらい、こっちの方に来ているんですよ」
「上から眺めてじゅうたんみたいっていうのは素晴らしい。他のところにはないですよね」
麓から続く急こう配の坂
麓から続く急こう配の坂

 早速、山頂を目指し登り始めますが、麓から続く急こう配の坂に体力を奪われる妻。徐々に夫との距離が開き、一度休憩を取ることに。

「(Q.(先に)行っちゃいましたか?)たぶん振り返って(私が)いないと、その辺で待っていてくれる」
夫婦の“山のルーティン”
夫婦の“山のルーティン”

 妻は休み休み登り、夫は先に登る。それが夫婦の“山のルーティン”だといいます。

目前に広がる紅葉と雲の幻想的な風景
目前に広がる紅葉と雲の幻想的な風景

 登り始めて2時間半、ようやく山頂へ。この日はあいにく雲がかかり周囲は見渡せませんでしたが、目前に広がる紅葉と雲の幻想的な風景。そして登り切った達成感を分かち合う2人。

「ガスっているけど、雨風はないから最高ですね」
広告

アクシデントも

 仙台に住む友人からすすめられ、埼玉からやってきた60代の夫婦。

「このところの雨続きからしたら」
「その分きょうは晴れやかですね」
「こういうことに慣れて行っているほどじゃないので、(装備は)防寒着とちょっとした水分ぐらい」
急な登山道に苦戦
急な登山道に苦戦

 登山経験があまりないという2人も、急な登山道に苦戦します。

 紅葉がきれいに見られる場所を探して懸命に登頂を続けますが、アクシデントが起きました。

突如天気は荒れ模様に
突如天気は荒れ模様に

 変わりやすい山の天気。晴れ間が見えていた空には雲が覆い始め、突如天気は荒れ模様に。吹き付ける強風で、帽子が飛ばされそうになる場面もありました。

山頂に行くのは断念
山頂に行くのは断念

 しばらくは登頂を続けますが、下山の時間も考慮し山頂に行くのは断念することにしました。

「予定通りの行動はできなかったけれども、来られて良かったです。この景色に出会えて良かったです」
「まだまだビギナーですけど、近い将来、孫と一緒に登って、いっぱい自然に触れさせたいなと」
広告

千葉の名所 大雨で客激減

 一方、いまだに長雨と台風の爪痕が残る千葉では…。

大多喜ロケーションサービス
高田奈津子さん

「今回、台風25号の最後の降水量が多いということで、土砂崩れが一部起きてしまったというのが現状です。悲しい限りです」
千葉の紅葉の名所・養老渓谷
千葉の紅葉の名所・養老渓谷

 千葉県市原市と大多喜町にまたがる養老渓谷。紅葉と清流の絶景が楽しめる、ピーク時には多くの人が訪れる関東屈指の紅葉スポットです。

 しかし、台風25号から2週間が経とうとしていますが、いまだ県道は通行止め。復旧作業が進められています。

温泉街に続くメインの道路が寸断
温泉街に続くメインの道路が寸断

 千葉豪雨に続き、台風25号に襲われた養老渓谷。土砂崩れによって、温泉街に続くメインの道路が寸断されました。

 3日までにようやく道路の土砂は取り除かれましたが、通行止めは続いたまま。さらに、養老渓谷駅にアクセスする小湊鐵道も、台風の影響で運休が続いています。

絶好の撮影スポット・観音橋からは
絶好の撮影スポット・観音橋からは

 紅葉の見頃には絶好の撮影スポットにもなる観音橋からは、大量の木などが流れ込んで引っかかっている様子や、奥の方は手すりが崩れ落ちてしまっている様子が見えます。

 「通行止め」の表示に、何台もの車やバイクが引き返していきます。

広告

売り上げ半分以下も

 地元の名産品などを販売する観光施設。この時期、本来なら満車となる駐車場も閑散とした状態でした。

団子を販売する男性
「(Q.いつも団子は何本くらい売れる?)だいたい土日だと80本くらい。いつも売り切れる。きょうはダメですね。とりあえず、早く道がもう直ってほしいね」
隠れ湯の宿 川の家
隠れ湯の宿 川の家

 地元の温泉旅館でも…。

「隠れ湯の宿 川の家」鈴木祥之さん
「(Q.こういった(白い)ところは予約が…)入ってないです、入ってないですね」
「(Q.0件ということですか?)そうですね」
予約キャンセルが相次ぎ
予約キャンセルが相次ぎ

 台風25号の影響で1週間停電したといいますが、今は復旧。建物などに被害はなく、いつでも営業できる状態に。それでも予約キャンセルが相次ぎ、この時期の売り上げは例年の半分以下だといいます。

 爪痕は、清流と紅葉が楽しめる遊歩道にも…。

「(Q.電線にも絡んでいます)ここもね、完璧に水来ちゃっているので」
「(Q.大きな木も倒れています)もう根元から崖崩れで落ちたのがそのまま」
「(Q.のり面も崩れてしまっています)そうですね」
「(Q.足場が…)1個、抜けちゃいましたね。今回の大雨で流されちゃった形だと思います」
コンクリート製の“飛び石”も流された
コンクリート製の“飛び石”も流された

 増水した川の勢いで、反対の岸に渡るためのコンクリート製の“飛び石”も流されてしまいました。

広告

紅葉の色づきとその時期は

 紅葉の時期までには、なんとか整備を進めたいという鈴木さん。

「観光協会の仲間と一緒に、なんとか復旧までいくかどうか分からないですけども、なんとか最善を尽くしてお客さんを迎え入れたいと思います」
町の心配は
町の心配は

 現在、迂回(うかい)路を使えばアクセスできるようになった養老渓谷。町の心配は、紅葉の色づきと、その時期です。高田さんはこう話します。

「9月に降った雨の状況も考えると、今年はどうなるのかなっていうのは地元の方も分からないという状況です。時期が11月なのか12月になるのかちょっと分からないんですけれども、きれいに紅葉が色づくことを願って、ぜひ多くの方に来ていただきたいです」

(2026年10月5日放送分より)

広告