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北九州市の木造アパートが全焼し、6人が死亡した火災の裁判で、放火や殺人の罪に問われている男が、事件への関与を否定しました。「死刑か無罪か」検察側、弁護側の主張は真っ向から対立しています。
執念の捜査で逮捕
2017年5月、北九州市の木造アパートが全焼した火災。建物には14人がいて、5人が重軽傷を負い、6人が遺体で見つかりました。
近所に住んでいた人
「煙が見えておかしいなと思ったら、燃え上がっていた。あっという間だった」
「煙が見えておかしいなと思ったら、燃え上がっていた。あっという間だった」
出火当時、付近の防犯カメラに映っていたのが、原付バイクに乗った“不審な人物”です。
警察は70台以上の防犯カメラを捜査するなどして、おととし、元住人の井上浩二被告(58)の逮捕に踏み切りました。
警察の会見
「事件発生から7年4カ月余りの月日を要しましたが、執念の捜査により被疑者の逮捕に至りました」(2024年)
「事件発生から7年4カ月余りの月日を要しましたが、執念の捜査により被疑者の逮捕に至りました」(2024年)
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2つの争点
放火や殺人などの罪に問われた井上被告。ただ、この事件の直接的な証拠が見つかっていません。
そのなかで争点となるのは、火災が放火によるものなのかという“事件性”と、井上被告が犯人かどうかの“犯人性”です。
井上被告は起訴内容を否認し、弁護側も無罪を主張。一方、検察側は動機となる事情はあったと主張しました。
検察官
「知人に本件建物の管理会社に対する怒りや、放火に関する発言をしていた」
「知人に本件建物の管理会社に対する怒りや、放火に関する発言をしていた」
また、現場付近に向かう井上被告が別の防犯カメラに映っていたとして、検察は「不審な人物」は井上被告であると主張しています。
裁判について、専門家は次のように話します。
リンク総合法律事務所 紀藤正樹所長
「死刑か無罪かという形で争われる事件かなと。放火によってなされたことであるということが、(検察側の)最初の立証としてありますし、その次に今回の犯人が被告人であるということを組み合わせる形。検察側の立証が終われば、今度はその立証が不十分であるということの証明を弁護側がすることになる」
「死刑か無罪かという形で争われる事件かなと。放火によってなされたことであるということが、(検察側の)最初の立証としてありますし、その次に今回の犯人が被告人であるということを組み合わせる形。検察側の立証が終われば、今度はその立証が不十分であるということの証明を弁護側がすることになる」
公判は、予備日を含めて21回にわたって開かれ、判決は来年1月に言い渡される予定です。
(2026年10月6日放送分より)
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