2025年の大晦日、茨城県水戸市のアパートで妊娠中だったネイリストの女性(当時31)が殺害された「水戸ネイリスト殺害事件」。
殺害されたのはネイリストの小松本遥さん(当時31)。元交際相手の会社員・大内拓実被告(28)は、紛失防止タグを仕込んだぬいぐるみが入ったダンボール箱を「キャンペーン当選品」と偽って遥さんの実家に置き、それを遥さんが持ち帰ったことで新居の位置情報を特定し襲撃。搬送先の病院で遥さんの死亡が確認され、お腹の赤ちゃんも亡くなった。
水戸地裁の初公判で大内被告は起訴内容を認め、同被告には拘禁刑20年の判決が言い渡されている。これに対し遺族は「たった20年で外出てこれちゃうの。全然納得はしていない」と述べている。
レゾバティール法律事務所の阪口采香弁護士は量刑について「今回、起訴内容が殺人罪とストーカーの一部で、検察官の求刑が21年だった。殺人罪というところで見ると、有期の拘禁刑になることが量刑の相場としては多い。特に15年から20年、中でも17年が多いとされている。今回裁判所の判断としても、動機が身勝手、強固な殺意に基づく執拗で残忍な行為、結果の重大性ということで、検察官の主張をほぼ認めたうえで、20年という判決を出している」と説明。
遥さんのお腹の中の赤ちゃんも亡くなっていることについては「確かに2人の命が奪われた。その中で20年は短いとおっしゃる気持ちは、被害者感情としてとてもわかる。しかしこれは日本の刑法だと残念ながら胎児、お腹の中の赤ちゃんというのは殺人罪の客体、対象になれない。なので今回はお母さんの遥さんへの殺人とストーカー、それだけしか起訴できていないので、20年というのは結論としては概ね妥当となってしまう」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)