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金銭などを要求する「ニセ警察詐欺」が相次いでいます。なぜ電話の相手を本物だと信じてしまうのでしょうか?その実態が見えてきました。
音声公開“緊迫の一部始終”
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「お待たせいたしました。NTTカスタマーセンターカワムラでございます」
「お待たせいたしました。NTTカスタマーセンターカワムラでございます」
特殊詐欺調査会社 調査員
「なんか電話きたんですけど」
「なんか電話きたんですけど」
特殊詐欺の調査会社に所属する調査員の携帯電話に、国際電話がかかってきます。相手は、「NTTカスタマーセンターのカワムラ」と名乗る女です。
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「7月1日にドコモショップ新潟▲▲店で090-XXXX-XXXXという電話番号を●●様のお名前でご契約いただいていたのですが、こちらの番号ってご利用されていらっしゃいますでしょうか?」
「7月1日にドコモショップ新潟▲▲店で090-XXXX-XXXXという電話番号を●●様のお名前でご契約いただいていたのですが、こちらの番号ってご利用されていらっしゃいますでしょうか?」
調査員
「していないですね」
「していないですね」
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「実はこちらの番号から『迷惑メールが大量に送られている』と私どもに通報が多数寄せられておりまして、例えばマイナンバーカードとか運転免許証とか落としたりなくしたりしていないでしょうか?」
「実はこちらの番号から『迷惑メールが大量に送られている』と私どもに通報が多数寄せられておりまして、例えばマイナンバーカードとか運転免許証とか落としたりなくしたりしていないでしょうか?」
調査員
「していないですね」
「していないですね」
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「私どもでも最近こういった個人情報流出した方からの不正契約っていうのがとても多くなっていまして、直接、警察署の方に指導を受けてまして」
「私どもでも最近こういった個人情報流出した方からの不正契約っていうのがとても多くなっていまして、直接、警察署の方に指導を受けてまして」
詐欺と気付いた調査員が、だまされたふりをして一部始終を録音していました。
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信じやすくなる理由
特殊詐欺の調査会社
トビラシステムズ セキュリティリサーチャー
柘植悠孝さん
「最近の手口は、すでに相手が自分の情報を知っていて、名前や住所を言い当ててくる。相手が自分の情報を知っているがゆえに信じやすくなってしまう」
「最近の情報漏洩、企業への不正アクセス攻撃、関係性が直接的に知られていることはなかなかないが、不正アクセスなどでつかんだ情報を使わないのはあり得ないと思うので、転売や不正な利用者、犯行グループに譲り渡してもうけることも考えられる」
トビラシステムズ セキュリティリサーチャー
柘植悠孝さん
「最近の手口は、すでに相手が自分の情報を知っていて、名前や住所を言い当ててくる。相手が自分の情報を知っているがゆえに信じやすくなってしまう」
「最近の情報漏洩、企業への不正アクセス攻撃、関係性が直接的に知られていることはなかなかないが、不正アクセスなどでつかんだ情報を使わないのはあり得ないと思うので、転売や不正な利用者、犯行グループに譲り渡してもうけることも考えられる」
詐欺グループの女は、慇懃(いんぎん)な態度で、相手の状況を探ってきます。
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「ちなみに●●様、お仕事はお休みなんですか」
「ちなみに●●様、お仕事はお休みなんですか」
調査員
「在宅で仕事しているので、家にはいるんですけど」
「在宅で仕事しているので、家にはいるんですけど」
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「あ、そうだったんですね。左様でございましたか。かしこまりました。お子様もいらっしゃらずお1人でされているんですか」
「あ、そうだったんですね。左様でございましたか。かしこまりました。お子様もいらっしゃらずお1人でされているんですか」
調査員
「子どももいますけど、自室にいる感じですね」
「子どももいますけど、自室にいる感じですね」
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「なるほど、かしこまりました。そっか、夏休みだから大変ですよね」
「なるほど、かしこまりました。そっか、夏休みだから大変ですよね」
調査員
「そうですね」
「そうですね」
ニセNTTカスタマーセンター カワムラ
「ねえ、分かります。かしこまりました」
「ねえ、分かります。かしこまりました」
この後、電話の相手は、「NTTのカワムラ」と名乗る女から、「新潟中央警察 捜査2課のサクライ」と名乗る男に変わります。
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ニセ警察詐欺の巧妙な手口
ニセ警察官
新潟中央警察 捜査2課 サクライ
「ただいま転送を受けました、新潟中央警察捜査2課のサクライと申します」
新潟中央警察 捜査2課 サクライ
「ただいま転送を受けました、新潟中央警察捜査2課のサクライと申します」
調査員
「NTTカスタマーセンターから電話があったんですけど」
「NTTカスタマーセンターから電話があったんですけど」
ニセ警察官 サクライ
「はい」
「はい」
調査員
「私の個人情報が流出しているんじゃないかということで、警察に調べてもらったらいいですよと言われて」
「私の個人情報が流出しているんじゃないかということで、警察に調べてもらったらいいですよと言われて」
ニセ警察官 サクライ
「分かりました。ではですね、今回●●様の調書、被害届を作成していくんですけど、免許証の番号を控えさせてもらうんですけど、名前の横…名前じゃないな、顔写真の横に第何号と書かれている番号の羅列ありませんか」
「分かりました。ではですね、今回●●様の調書、被害届を作成していくんですけど、免許証の番号を控えさせてもらうんですけど、名前の横…名前じゃないな、顔写真の横に第何号と書かれている番号の羅列ありませんか」
調査員
「番号…を言うんですか」
「番号…を言うんですか」
ニセ警察官 サクライ
「はい、そうですね」
「はい、そうですね」
調査員
「でも、これ詐欺ですよね」
「でも、これ詐欺ですよね」
ニセ警察官 サクライ
「これ、何?」
「これ、何?」
調査員
「この電話詐欺ですよね」
「この電話詐欺ですよね」
ニセ警察官 サクライ
「私『お金払ってください』とか言いました?」
「私『お金払ってください』とか言いました?」
調査員
「NTTのカスタマーセンターから警察に転送されることってないじゃないですか。それって詐欺ですよね」
「NTTのカスタマーセンターから警察に転送されることってないじゃないですか。それって詐欺ですよね」
ニセ警察官 サクライ
「ありますよ」
「ありますよ」
調査員
「ないですね」
「ないですね」
ニセ警察官 サクライ
「『それって詐欺』の意味が分からないんですけど」
「『それって詐欺』の意味が分からないんですけど」
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「詐欺」にニセ警察官は…
調査員
「ニセ警察詐欺ですよね?」
「ニセ警察詐欺ですよね?」
ニセ警察官 サクライ
「警察詐欺?」
「警察詐欺?」
調査員
「知らないですか?テレビ見ないんですか、普段」
「知らないですか?テレビ見ないんですか、普段」
ニセ警察官 サクライ
「あ、なるほど。逆にじゃあ●●さんに関しては、そういったものばかりを信じて、現実、実際に起きていることを信じないタイプってことですね」
「あ、なるほど。逆にじゃあ●●さんに関しては、そういったものばかりを信じて、現実、実際に起きていることを信じないタイプってことですね」
調査員
「警察からも『注意喚起してください』と言われていますし、詐欺かなと思って電話を聞いていたんですけど」
「警察からも『注意喚起してください』と言われていますし、詐欺かなと思って電話を聞いていたんですけど」
ニセ警察官 サクライ
「あなたが困っているから私は相談を受けているだけですよね」
「あなたが困っているから私は相談を受けているだけですよね」
調査員
「別に困ってないですね。詐欺だろうなと思ったので、ちょっと聞いてみようかなと」
「別に困ってないですね。詐欺だろうなと思ったので、ちょっと聞いてみようかなと」
ニセ警察官 サクライ
「詐欺だろうと思って電話をつないだんですか」
「詐欺だろうと思って電話をつないだんですか」
調査員
「そうですね」
「そうですね」
ニセ警察官 サクライ
「じゃああれですよね。公務執行妨害ということでこのまま川崎署の方に連絡させていただくのでよろしいですね?」
「じゃああれですよね。公務執行妨害ということでこのまま川崎署の方に連絡させていただくのでよろしいですね?」
調査員
「はい、大丈夫です。どうぞしてください」
「はい、大丈夫です。どうぞしてください」
ニセ警察官 サクライ
「じゃあ、分かりました。旦那さんもお子さんもかわいそうな目に遭いますけど」
「じゃあ、分かりました。旦那さんもお子さんもかわいそうな目に遭いますけど」
調査員
「はい、いないんで大丈夫です」
「はい、いないんで大丈夫です」
ここで、電話が切られました。
(2026年10月6日放送分より)
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