元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏がABEMA的ニュースショーに出演し、水戸ネイリスト殺害事件における警察の対応について言及する場面があった。
2025年12月31日に茨城県水戸市のアパートで妊娠5カ月のネイリスト小松本遥さん(当時31)が殺害された事件。発生から22日後の1月21日、殺人の疑いで逮捕されたのは会社員の大内拓実容疑者(当時28)で、遥さんの元交際相手だった。2026年9月30日、水戸地裁は大内被告に対し、拘禁刑20年の判決を言い渡した。
遥さんは殺害される前、水戸警察署に電話をかけていた。「元カレからのストーカーみたいなことを相談するとしたら、どこの課に行けばいいですか?」「生活安全課に来ていただければ相談できます」「夜でも相談できますか」「できます。お名前と連絡先を教えていただけますか」。しかし、遥さんは名乗らず、後で行くとだけ伝え、警察官は「気をつけて来てください」と伝えた。通話は2分間、記録も残されず、匿名の問い合わせとして処理された。
茨城県警は、電話の2分間についてこう説明した。「電話口で泣いていたり取り乱す様子はなく、切迫性は認められなかった。対応について直ちに合理性を欠いていたとは考えられない」。事件が起きるまで、警察が大内被告をストーカーとして把握することはなかった。
この警察の対応を受けて、秋山氏は「本当に残念ですね。結果が全てなので。やはり殺人という結果が出たら警察は検証すると思う。その2分間はどうだったかと。しかし今、全国警察には殺人を担当する捜査1課だけでなく、人身安全課という大きな組織がもう立ち上がっている。そういう男女関係の相談や電話などいろいろある。それを1件1件、事件に発展する可能性があるということで、綿密に捜査はやっている状況ではあった。ただ、やはりこの2分の電話ですぐに立ち上がることができなかったのは残念だと思う」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)