社会

有働Times

2026年11月2日 00:56

【独自】“罠をまたぐクマ”瞬間映像 おととし同場所の罠で捕獲の母見つめる子グマが

【独自】“罠をまたぐクマ”瞬間映像 おととし同場所の罠で捕獲の母見つめる子グマが
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紅葉シーズン、山の行楽で心配なのがクマです。警視庁も登山客に注意を呼び掛けるなど、警戒感が高まっています。クマは秋の味覚を狙って人里にも現れています。番組では驚異の賢さを見せるクマの映像を独自で入手。罠をまたいでエサだけ食べて立ち去るクマの姿をカメラが捉えていました。

秋クマはクリ狙い“罠またぐ”瞬間も

クマへの警戒が続く神奈川県。

秦野市では、一度捕獲され山奥に放されていたクマがまた人里近くに現れ、再捕獲される事態に。

相次ぐ目撃に、市の職員も対応に追われます。隣の松田町でも…先月31日早朝、ドライブレコーダーに映った黒い影。クマとみられます。

ドライブレコーダーに映った黒い影
目撃者
「(クマが)出るかなと思ってキョロキョロしながら運転はしていたんですけども、やっぱり出ちゃったかなと…」

首都圏に続出するクマ…

笹川博義 環境大臣

環境大臣も自ら現場を視察するなど、警戒を強めています。

笹川博義 環境大臣
「今年の秋は北海道・北関東・近畿・中国地方で堅果類(ドングリなど)の実りが悪く、クマとの遭遇に注意が必要と考えられます」
クマが秋の味覚を狙っている

一部のドングリが凶作となった広島・山口では、クマが秋の味覚を狙っています。

「マロンの里」

広島県大竹市・栗谷町大栗林にある「マロンの里」。周辺では度々クマの目撃が…

大竹猟友会 原田廣武さん
「クリを食べに来る、クマが。栗谷っていう地名もクリじゃけんね」
クマがクリを食い荒らしている

古くからクリの生産が盛んなこの地で今、クマがクリを食い荒らしているといいます。

先月6日、クリ農園に現れたクマ。罠の周りをグルっと一周。罠の中には入りますが、エサに手を出さず去っていきます。その後、約1時間おきに現れ、罠の周りをウロウロ。罠の横で両足を上げて座り込む様子も…捕獲の瞬間は捉えられていませんでしたが、この日、この罠に1頭のクマが捕獲されたということです。

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独自 瞬間映像 栗の里で“罠またぐ”クマ

こちらも高級栗の名産地として知られる、山口県岩国市美和町。

クマの出没が相次いでいる

この地域も、クマの出没が相次いでいます。

美和猟友会 政兼守 会長
「今週はクマが出て、くくり罠にかかって毎週ずっと出ているよね。去年の1年間よりはるかに(クマの目撃が)報告されているし」

猟友会の政兼さんが不安を感じているのは、クマの出没が増えていることだけではありません。

近年「クマが知恵をつけ始めてきた」のではないかと危惧しています。

美和猟友会 政兼守 会長
「これだね。ここの罠をまたいだ」

これは、本来イノシシやシカなど害獣をとるための箱罠。この罠には、おびき寄せるためのエサの手前に細いワイヤーが張ってあります。エサを狙った野生動物がこのワイヤーに足を引っかけると入り口の扉が落下、閉じ込める仕掛けです。

しかし8月。センサーカメラに驚くべき映像がおさめられていました。

ゆっくりと箱罠に入っていくクマ。すると、体をかがめ…ワイヤーをくぐり抜けました。エサを食べ、一旦箱罠をでていくクマ。そして、再び戻ってくると今度は、ワイヤーをまたぎます。エサはキレイに食べられ、無くなっていたそうです。

美和猟友会 政兼守 会長
Q.どれをまたいだんですか?
「これこれ、分からないでしょ。映らないでしょ」
美和猟友会 政兼守 会長
Q.映らないですね。ほとんど見えないですね。
「見えないよ」
美和猟友会 政兼守 会長
Q.これをまたいだってことですか?
「これをまたいだ」
Q.なんでクマは感知できたんですか?
「分からんよ。だから私もびっくりしている」

撮影されたのは早朝5時ごろ。薄暗い中で、この細いワイヤーをまたぐのは人間でも至難の業です。

美和猟友会 政兼守 会長
「賢いんじゃろうね。あれを見ると。なかなかこんなことはないね」

専門家に見てもらいました。

岩手大学 山内貴義 准教授
岩手大学 山内貴義 准教授
「記憶力、学習能力が非常に高い動物なので、人間が置いた何かしらのものだっていのを学習して、それを触らないように食べたら安全に食べられたということを学習して何回も多分やっていることだと思いますね」
母グマが捕獲されるのを見ていた子グマ

かつて、この場所で母グマが捕獲されるのを見ていた子グマがいます。これは、2年前に撮影された映像。罠にかかっている母グマのすぐそばで、木にしがみつく子グマの姿が…

母グマが捕獲されるのを見ていた子グマ
「子クマがきた!親クマがだから子グマが来た」

山内准教授は罠をまたいだクマと同じ個体である可能性は低いとみていますが、学習能力の高いクマに、私たちはどう対処すればよいのでしょうか?

岩手大学 山内貴義 准教授
岩手大学 山内貴義 准教授
「AIとか自動で動物の種類を認識してから扉が閉まるようにするとか、やっぱり“クマとの知恵比べ”になるので、なるべく労力をかけずに捕獲の確立をあげる、そういった対策も今後も技術開発を進めていく必要があるかなと」

11月1日『有働Times』より

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