皇室が守り伝えてきた日本の至宝が一堂に集まる施設が3日にオープンします。普段はなかなか目にすることのできない貴重な美術品が勢ぞろいです。
皇室ゆかりの美術品が集結
7年越しの開業です。
「皇居三の丸尚蔵館の収蔵品の素晴らしさは必ず世界中に伝わる」
展示スペースがこれまでのおよそ8倍となった、皇居三の丸尚蔵館。3日のグランドオープンを前に、展示作品が公開されました。
江戸時代に描かれた狩野探幽の「源氏物語図屏風」は、5年ほど前に愛子さまも三の丸尚蔵館でご覧になったものです。
学習院大学で日本文学を学ばれた愛子さまは、「源氏物語」などの平安時代の文学作品や物語作品に関心を持たれています。
およそ700年前に作られた国宝、「春日権現験記絵」は美智子さまにゆかりがあります。表紙などの修復の際に、美智子さまが育てた蚕「小石丸」からとれた絹糸が使われました。
他にも、10件の国宝を含め、皇室ゆかりの美術品など6000件以上が収蔵されている皇居三の丸尚蔵館。
3日からの特別展では、伊藤若冲の「旭日鳳凰図」のほか、重要文化財に指定されている菊の紋が入った蒔絵の書棚なども展示されます。
あすグランドオープン
黒田武一郎長官
「皇居三の丸尚蔵館は上皇陛下のおぼしめしにより皇室に受け継がれてきた美術品類を国にご寄贈になったことにさかのぼる」
そもそも、皇居三の丸尚蔵館は、平成の代替わりに上皇さまの御意向で建てられたもので、その後、収蔵品が増えて手狭になったため、2019年から改修に入っていました。
工事の最中には、新たな発見も…。
工事現場で見つかった江戸城の石垣に、普請にあたった大名や職人らが刻んだとみられる刻印が見つかりました。
3年前には一部リニューアルオープンしました。
「展示もいろいろ工夫されていますね」
両陛下が「結婚の儀」で着用された装束が公開され、愛子さまも一緒にご覧になりました。
そして今年、すべての改修が終了。新たな収蔵庫に加え、新たな展示スペースができ、これまでの8倍の広さとなりました。
グランドオープンは、3日で予約制です。
(2026年11月2日放送分より)





