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能登半島地震でビルの下敷きとなって妻と娘を亡くした男性が、ビルの所有者らを相手に2億円の損害賠償を求めて提訴しました。被災者が被災者を訴えることへの苦悩を抱えての決断でした。
今の生活の支えは…常連客との時間
4日、提訴の前日。楠健二さん(58)は、石川県輪島市に移住する前に住んでいた神奈川県内で現在、居酒屋を営んでいます。
楠さん
「一心不乱に作るだけだから。忙しいのが一番いい」
「一心不乱に作るだけだから。忙しいのが一番いい」
店名の「わじまんま」は、輪島で店を出していた時と同じ名前です。
客
「おいしいです」
「タイとかもうまかったけど、全部おいしい」
「おいしいです」
「タイとかもうまかったけど、全部おいしい」
地震前と変わらず、奥能登の新鮮な地魚を提供しています。
2024年の元日に発生した能登半島地震。楠さんが住む自宅兼居酒屋の隣にあった7階建てのビルが倒壊。自宅にいた妻の由香利さん(当時48)と長女の珠蘭さん(当時19)が犠牲になりました。
今の生活の支えは、常連客との時間。
楠さん
「誰かと酒を交わしたいってなる、寂しがりやだから。イケメンだったら、みんな来るかもしれないけど」
「誰かと酒を交わしたいってなる、寂しがりやだから。イケメンだったら、みんな来るかもしれないけど」
常連客
「周りのお店の人と飲んでる時は、ずっと笑って、ずっとしゃべってる」
「周りのお店の人と飲んでる時は、ずっと笑って、ずっとしゃべってる」
楠さん
「本当に余計なこと言わないでね」
「本当に余計なこと言わないでね」
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妻子を奪われ苦渋の提訴へ
この翌日、楠さんは東京地裁へ。
「ビルが倒れたから、2人は挟まれて亡くなったんだというしか頭になく。どうしたら、その原因を究明できるのか。こういう形でしか詳しくは調べられないと感じて、提訴に踏み切った」
楠さんは倒壊の危険性がある建物を放置したなどとして、国とビルの所有者に対しておよそ2億円の損害賠償を求めて提訴しました。
楠さん
「(Q.提訴を決意するまでには、どんな想いがあった?)いっぱいあったよ。被災者が被災者を訴えるって普通じゃない。仮にも相手も被災者なんだろうし」
「(Q.提訴を決意するまでには、どんな想いがあった?)いっぱいあったよ。被災者が被災者を訴えるって普通じゃない。仮にも相手も被災者なんだろうし」
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被告側は…
二度と同じ犠牲者を生んでほしくない。楠さんは、ビル倒壊の真相究明と向き合う覚悟を決めました。
楠さん
「俺大好きだったから、飲みに行くのもいつも一緒。けんかもいっぱいするけど、夫婦だからいつも一緒」
「大好きな女房と大好きな娘なくすって。そういう人を今後出してほしくない」
「俺大好きだったから、飲みに行くのもいつも一緒。けんかもいっぱいするけど、夫婦だからいつも一緒」
「大好きな女房と大好きな娘なくすって。そういう人を今後出してほしくない」
テレビ朝日の取材に対し、被告側は…。
国側
「コメントは差し控えます」
「コメントは差し控えます」
ビルの所有者側
「担当者不在のため、コメントできません」
「担当者不在のため、コメントできません」
(「グッド!モーニング」2026年11月6日放送分より)
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