池江璃花子 復帰後初の表彰台!レース完全版[2021/02/10 20:17]

白血病による療養を経て昨年8月に復帰を果たした池江璃花子(20)。
予てから目標としてきたインカレ水泳の出場資格を大きく上回る驚異的なレースで池江は「第2の水泳人生のはじまり」、再スタートを切った。
その後、昨年10月のインカレ水泳、今年1月の北島康介杯と着実にレースをこなしてきた池江。
タイムは周囲の想像を上回るものだったが、いずれも「4位」であることに悔しさをにじませた発言が勝負へのプライドを感じさせた。
そんな中迎えたジャパンオープン最終日。池江にとって五輪本番会場での試合は初めてだった。
女子50m自由形で“25秒3を出す”ことを目標に掲げていた池江だが、予選から目標を上回る25秒06を記録し予選1位通過を果たす。
レース後には目に涙を浮かべながら『ずっと4番でどうせまた4番なんだろうなって固定されちゃっている気持ちをこの予選でクリアできた。
ここまできたら24秒を出したい、目標は高めに頑張りたい』と決勝に向けて語った。
そして迎えた女子50m自由形決勝。スタートで体半分ほど出遅れるが、そこからグングン加速し1位とわずか0.16秒差の2位でフィニッシュ。
タイムは24秒91で学生新記録を叩き出した!
白血病が発覚した2019年2月8日。あの日から2年を迎える前日に表彰台へと帰ってきた池江。
「再び泳ぎ始めてから1年たっていない中、自己ベストからコンマ何秒の世界に戻ってこられたのがうれしい」と笑顔で復帰4戦目を終えた。
次は2月末の東京都オープンで復帰後初めてバタフライ(50メートル、100メートル)に出場する予定だ。

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