前田智徳&川上憲伸がズバリ!セ・リーグの注目は?[2021/03/27 12:00]

3月25日(木)「報道ステーション」で放送されたプロ野球開幕直前企画では、プロ野球解説者・前田智徳氏と川上憲伸氏が今季のみどころをじっくり語ってくれた。しかし、まだまだ放送には乗らなかった熱いトークがあった!未公開部分もドドンと!セ・リーグ編。

◇巨人を止めるのは…

セ・リーグ2連覇中の巨人。今年も優勝候補間違いない、と前田は言う。
前田「FA移籍で梶谷選手、井納投手が加わった。そもそも打線は坂本選手・丸選手・岡本選手は得点力がある」

一方川上は、去年の優勝は開幕ダッシュの影響が大きく、今年の戦い方は変わってくるとした。
川上「先発陣は去年よりアップした印象がない。どうしてもエース・菅野投手に頼らざるを得ない。そうなってくると、セ・リーグの中で打ち勝つしかない。走る選手が意外と少ないので、キーマンは吉川尚輝選手。常にレギュラーで出てくるのであれば、パワーと足が絡んで、巨人がドンと行きそうな気がする」

巨人を止めるのはどこのチームか。前田は古巣・広島を挙げた。
前田「楽しみなルーキーが戦力に入っている。1年間ルーキーに頼るのは苦しいけれど、それ以外でも大瀬良投手、野村投手がしっかりとカムバックしてきた。チームの課題は抑えだったが、佐々岡監督はドラフト1位の栗林投手をクローザーとして使うと早い段階で計算していたんじゃないか。それにふさわしいボールを投げている。150キロのストレートと、フォークボールの精度はいい」

一方、川上は阪神を挙げた。
川上「リーグで一番、先発陣の数が揃っていて、安定感もある。そしてキーマンは佐藤選手。正直想像以上のパワー。そしてパワーだけではない。落ち着いて、逆方向に逆らわずに打てる。大山選手も安心できる4番バッターになったところで、佐藤が来た。ライバル心が出て、お互いにとって相乗効果でいいんじゃないか」
そのパワー、そして素質を前田も称賛する。
前田「甲子園の浜風にうまくのせて、逆方向へ長打を打つ。これはなかなか難しい。ただ、やっぱり苦しむとは思う。それでも思い切って、失敗してもともと、という感じで、1年間あのスイングを続けたら、来年再来年には本物の、ものすごいスイングになるんじゃないかなと」

そして、2人は去年との違いを楽しみにしている。
前田「昨年は120ゲーム、今年は143試合。この残り20試合から10試合の盛り上がるところ、質の高い、レベルの高いそういう戦いが楽しみ」
川上「今季は交流戦が見られる。セ・リーグの意地も見たい!」

今季、無事に開幕したことに感謝した2人。シーズン中の解説も熱くなりそうだ。


「スーパーベースボール」放送予定(一部地域除く)
3月27日(土)午後1時30分〜
「楽天対日本ハム/ソフトバンク対ロッテ」
3月28日(日)午後1時55分〜
「西武対オリックス」

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