前田智徳&川上憲伸がズバリ!パ・リーグの注目は?[2021/03/26 16:00]

3月25日(木)「報道ステーション」で放送されたプロ野球開幕直前企画では、プロ野球解説者・前田智徳氏と川上憲伸氏が今季のみどころをじっくり語ってくれた。しかし、まだまだ放送には乗らなかった熱いトークがあった!未公開部分もドドンと!まずはパ・リーグ編。

◇ソフトバンクを止めるのは…
4年連続日本一のソフトバンクだが、今季もその強さに隙がない。

前田「今宮選手がコンディション良くスタートを切れそう。そして上林選手も一気にオープン戦で力を見せてきた。彼らの復活もあり、攻撃陣としては非常にいいスタートを切れると思う」
そして、投手陣に関しては「12球団ナンバーワン」と舌を巻いた。特に中継ぎ陣の層の厚さは、今季の特別ルール「9回打ち切り」でより有利になるという。

川上も投手陣の層の厚さを口にする。
川上「もう強すぎでしょ(笑)ケガで出遅れている選手がいたとしても、特に影響を感じないというか。モイネロ投手がちょっと遅れているが、ほかに160キロくらい出るようなピッチャーがまだ残っている。これは手ごわい」

そんなソフトバンクを止めるチームの1番手として、川上は楽天を挙げた。
川上「注目度の高い田中将大投手、新人の早川投手が加わって、実績のある投手が3人も先発陣に控えている。ローテーションはもうほぼいじらなくていい、というくらい。ソフトバンクの強力打線をある程度おさえていくとなると、このチームの先発陣しか思い浮かばない」
そして、田中投手のオープン戦登板を見て、こう評した。
「正直、メジャーから帰ってきてツーシームやスプリットのような、少し動かすボールを色々使ってくるのかと思ったら、まったく想定外の基本のストレート、スピンの効いたフォーシームを中心に、右バッターならスライダー、左バッターならスプリットと言った投球をしている。日本にいた当時の田中投手になっている。スピードはまだ抑え気味だが、開幕するともっとスピードが上がって、スピンの効いたストレートになるんじゃないか。こうなってくると手も足も出なくなるのでは」

一方で、前田は西武を挙げている。
前田「今季は森選手・山川選手の状態が安定している。去年は総崩れしてしまった強力打線が絶対盛り返してくる。しかも打つだけではなく足も使えるので得点のバリエーションがある。」
打線は第一条件と言いながら、次に挙げたポイントはリリーフだ。
前田「昨年のリリーフの安定感。勝ちパターンが確立できたのが良かった。今年も乗り切ることができれば本当にいけるんじゃないか」

プロ野球は今日26日(金)、開幕。

「スーパーベースボール」放送予定(一部地域除く)
3月27日(土)午後1時30分〜
「楽天対日本ハム/ソフトバンク対ロッテ」
3月28日(日)午後1時55分〜
「西武対オリックス」

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