パリ五輪代表候補“Dリーガー”ISSEIに注目[2021/04/21 23:30]

それぞれ得意のダンススタイルを武器に、個性豊かな演技で競い合うプロダンスリーグ『D.LEAGUE』ラウンド8が20日に行われました。

元Jリーガーの内田篤人さんが“Dリーガー”の取材をしました。数あるチームのなかで、内田が注目したのは『コーセーエイトロックス』のISSEI(23)。アクロバティックな技が魅力のブレイクダンスで、2016年には世界一に輝きました。ブレイクダンスは、2024年のパリ五輪から新種目“ブレイキン”として追加されることが決まっていて、ISSEIは金メダル候補として期待されています。

そのISSEIが挑戦するのが、演技終盤にやってくるソロパートです。練習を見させていただきましたが、今回の演技は、かなりタフな内容になっているため、終わった途端、みんな息が上がり、きつそうです。そのなかで、終盤にくるISSEIのソロパート。かなりの体力とスキルを必要とします。練習後、話を聞きました。
ISSEI:「今回、内容がしんどすぎて、気持ちを作らないと踊れない。いいものにしたいという思いで(自ら)『やりたい』と言った。自分の体力次第だけど、ソロパートが、本当にはまれば、100点なのかなと思っている。ラウンド8、頑張る」

そして、20日のラウンド8。クラシック音楽に合わせて繰り出されるアクロバットに注目。表現するのはオーケストラの演奏です。それぞれのメンバーが個性を生かしたダンスを重ね合わせていきます。そして、クライマックスはISSEIのソロ。難しい技を織り交ぜたオリジナルの大技を披露しました。結果は5位だったものの、難度の高い大技を完璧に決めました。演技終了後のISSEIを直撃しました。

ISSEI:「とても不安だったが、本番はアドレナリンでパワーが出て、力で振り絞れた。まさか、Dリーグは観客と審査員がいて、すごく見てもらえる環境。どうやったら分かりやすく見えるか、日々、考えているので、自分の見せ方がスキルアップした。2024年のパリ五輪で金メダル、全力で目指す」

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