「鉄棒に専念し掴んだ4度目の五輪」体操・内村航平[2021/06/11 17:26]

東京五輪の体操男子個人の代表内定選手が6日、群馬県高崎市で開催された全日本種目別選手権で決定しました。
国内選考で選ばれる男子個人の代表枠は一つ。その枠を見事掴み取ったのが、内村航平(ジョイカル)

種目別・鉄棒で代表選考に臨んだ内村は、H難度の「ブレットシュナイダー」をはじめとする高難度の離れ技を成功させるなど、5試合の選考会を通じて高得点を連発。跳馬での代表入りを狙っていた米倉英信とのデッドヒートを制しました。

2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロと3大会連続で五輪に出場した内村は個人総合連覇を含む7つのメダルを獲得(金メダル3個、銀メダル4個)“体操界のキング”と呼ばれるまでに。

東京五輪で4大会連続の出場を目指していましたが、度重なるケガに悩まされ、一時は「夢物語」と語るほど五輪出場が危ぶまれていました。

そこで内村は大きな決断を下します。
6種目で争う個人総合から鉄棒一本に専念することを決意。

鉄棒に専念したことで、内村は新たに自身最高難度となるH難度の大技「ブレットシュナイダー」を習得。
キングの輝きを取り戻したのです!

大技をひっさげ東京五輪に挑む内村航平。
4度目の大舞台、今度は鉄棒での金メダルを狙います!

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