「父に続く五輪へ」体操・畠田瞳[2021/06/15 09:00]

東京五輪の体操女子団体の代表内定メンバーが6日、群馬県高崎市で開催された全日本種目別選手権に出場しました。

畠田瞳(セントラル)は、得意の段違い平行棒で、2位に大差を付けて優勝しました。

家族全員が体操選手という畠田。
父の好章さんは、元日本代表で、バルセロナ五輪・団体銅メダリスト。
母の友紀子さんは、娘たちのコーチを務める元日本代表選手です。
妹の千愛さんは、NHK杯で6位に入るなど姉の背中を追う高校生。
コーチである母の指導の下、姉妹で練習に励んでいます。

生まれたときから体操が身近にあった畠田は、体操場が遊び場でした。
小さい時からトランポリンに鉄棒、たくさんの器具で遊んできました。
父の好章さんは、「小さい時から手で押す力がすごく強かった」と話します。
その言葉通り、ホームビデオには…
2歳にして自分の腕だけで、体重を支えて遊ぶ畠田の様子が映っているほど。

本格的に体操を始めたのは、小学3年生のとき。
その時から父に徹底的に叩き込まれたというのが「倒立」

体操の基本である「倒立」を家でも父から叩き込まれていった結果…
段違い平行棒でも、ぶれない軸を作り上げ、多くの技を美しく成功させる選手へと成長しました。

段違い平行棒は、日本が苦手としている種目。
東京五輪の団体で勝ち抜いていくためには、畠田の力がチームに欠かせません。

父から叩き込まれた「倒立」を武器に、東京五輪での活躍を誓う畠田には、もう1つの目標が…
「父の成績を抜くこと」
畠田が東京五輪の舞台で、父の銅メダルの記録を抜いているかもしれません。

オリンピックの先に待っているのは10月開催「世界体操・世界新体操」
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