神様、仏様、宮城様 話題の5厘ヘアは後輩のミス!?[2021/07/06 17:00]

【担当記者が選ぶオールスターイチオシ選手〜オリックス編〜】
2年ぶりに開催される「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日(金)第1戦・17日(土)第2戦)。
今回のオリックス編は、ファン投票で投手部門両リーグトップの得票数を獲得し球宴初選出を果たした沖縄県出身の2019年ドラフト1位・宮城大弥。
おっとりマイペースな見た目に加え、どこか初々しさが残る19歳。チームからもファンからも愛される癒し系キャラクターだ。

しかしマウンドに立てば初々しさとは無縁、抜群のコントロールと緩急を駆使し、相手打者を次々と翻弄する。ベテランのような堂々たるピッチングで、両リーグトップの9勝(7月6日現在)。新人王へ着々と前進している。

そんな宮城が特に愛される理由となった一つが“ガリっと事件”―――。

今季開幕2戦目を任された宮城は、チームに今季初白星をもたらすと、そこから負けなしの5連勝。「負けるまで切らない」と伸ばし続けた髪は、帽子からはみ出すほどフサフサになっていた。

ところが6月2日の阪神戦で今季初黒星を喫し、ついに伸ばし続けていた髪の毛を切ることを決意。予定は「9ミリ」だったというが、寮の風呂場で散髪を担当した“後輩美容師”が9ミリ用のアタッチメントをつけ忘れ、0.5ミリ(5厘)に…。それでも、最大のミスを犯した後輩に怒ることもなく「こだわりはなかったので。たぶん伸びるので」と、恥ずかしがる様子もない。そんな“5厘の宮城”にチームメイトや球団スタッフからは「なぜか拝みたくなる」と、「神様、仏様、宮城様」と手を合わせ拝まれる新たなキャラクターが誕生したのだ。

オールスターで今季メジャーから楽天に復帰した田中将大や、オリックスのエース・山本由伸などに大差をつけてファン投票1位で選出された。その思いを聞かれると、「すごくうれしい気持ちがいっぱいです。たくさんいいプレーができるようにしたいです」と、初々しい言葉でオールスターへの意気込みを語った。

普段見せる愛らしい表情と、マウンド上で見せる頼もしい表情、宮城のその表情の違いにも注目してもらいたい。

【マイナビオールスターゲーム2021】
7月16日(金)よる6時〜 第1戦@メットライフドーム
7月17日(土)よる6時〜 第2戦@楽天生命パーク宮城
テレビ朝日系列地上波にて生中継(※一部地域を除く)
両日ごご4時55分〜よる6時 BS朝日にてホームランダービー生中継

画像:球団公式Instagramより

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