侍悲願の金メダルへ!コロナ禍のチームマネジメント[2021/07/14 18:00]

6月16日、東京五輪に臨む侍ジャパン24名が発表された。その選出に当たっては様々な意見が飛び交ったが、稲葉監督は「迷いはない」と断言している。この24名の中で、侍ジャパン・トップチーム初選出は6名。この後、曾澤翼(広島)、菅野智之(巨人)らの辞退で選出された梅野隆太郎(阪神)、伊藤大海(日本ハム)を加えて8名となった。野手はこの梅野と栗原陵矢(ソフトバンク)のみが初選出であり、世界一に輝いた「2019年世界野球プレミア12」のメンバーが13名中9名となった。

稲葉監督は「いい選手を集めるのではなく、いいチームを作りたい」とその選出理由を語った。全員が一流のプロ野球選手である中で、より高いレベルの野球をやるために、選手間のコミュニケーションを重視している。「監督が指示して動くというよりは、自分たちでこのシチュエーションはこうやった方がいいよねとか、そうやって選手がどんどんどんどん動いていくチームになって欲しい。だから僕は選手の中で会話をたくさんしていって欲しいなあと思ってます」

「稲葉ジャパン」ではチームの結束力を高めるために、試合前に決まって行っていることがある。それは、練習前に、その日の先発メンバーをみんなが集まったところで発表することだ。「侍ジャパンはみんなが集まる時間が少ない。試合前に集まって、今日の目標を言って、メンバーを発表する。そこで皆の情熱が一つになっていく」とその効果を口にした。

一方で、今回の五輪に関しては「コロナ禍」ならではの悩みを吐露している。「今回難しいのは食事会場も黙食で、長い時間はその会場にいることもできない。選手の部屋の行き来もできないですし、コミュニケーションの部分はグラウンドでしかない。ここが正直難しいところで、如何にグラウンドでコミュニケーションを取れるかというところです」

シーズンを中断して行われる五輪。野球は7月28日に開幕する。選手たちは7月中旬までリーグ戦を戦い、16日、17日にオールスター、その後合宿、強化試合と続いていく。稲葉ジャパンは短期間で結束力を高め、悲願の金メダルへ向かっていく。侍ジャパンメンバーも多数出場予定!「マイナビオールスターゲーム2021」が7月16日、17日よる6時からテレビ朝日系列にて放送。

【マイナビオールスターゲーム2021】
7月16日(金)よる6時〜 第1戦@メットライフドーム
7月17日(土)よる6時〜 第2戦@楽天生命パーク宮城
テレビ朝日系列地上波にて生中継(※一部地域を除く)
両日ごご4時55分〜よる6時 BS朝日にてホームランダービー生中継

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