東京オリンピックの柔道で阿部一二三と妹の阿部詩が日本史上初となる兄妹同日金メダルを獲得しました。
まずは女子52キロ級で妹の阿部詩。決勝ではフランスのブシャール相手に延長戦の末、抑え込みの一本勝ち。女子52キロ級で日本史上初の金メダルを獲得しました。
妹の金メダル獲得に闘志しか湧いてこなかったという兄の一二三。詩も見守るなか、男子66キロ級決勝でジョージアのマルクベラシュビリを破り、金メダルを獲得。世界最強の兄妹が歴史に名を刻みました。
表彰式の後、兄の一二三は「2人で最高に輝けた一日だった。妹が勝って、絶対に負けられないという思いで戦った」。妹の詩は「小さなころからの夢だった。最高です」と2人並んで喜びを語りました。また、お互いにとってどのような存在かについて問われると、「最強な兄だなと思います」「柔道家として尊敬する妹です」と話しました。
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