東京五輪 卓球女子で快挙 柔道では男女W金メダル[2021/07/30 06:42]

 29日の東京オリンピック。卓球の伊藤美誠(20)が女子シングルスで初めてメダルを獲得。また、柔道は男女そろって金メダルでした。

 卓球の混合ダブルス金メダリストの伊藤が臨んだのは3位決定戦。

 第1ゲームを落として迎えた第2ゲーム。得意のサーブで第2ゲームを取り返します。

 第3ゲームも奪った伊藤は続く第4ゲームで鋭いチキータを繰り出すと今度は強烈なフォアハンド。ゲームカウントを3−1とします。

 この種目、日本人初のメダル獲得に王手をかけた第5ゲーム。そしてマッチポイントを迎えます。

 伊藤は日本人で初めて卓球女子シングルスで銅メダルを獲得しました。

 井上康生監督(43)以来となる柔道男子100キロ級の金メダル獲得へ。

 決勝戦に臨んだウルフアロン(25)。試合は延長戦に突入します。

 スタミナには自信があるウルフ。相手に疲れが見え始めた9分30秒すぎ、大内刈りで一本勝ち。

 男子100キロ級5大会ぶりの金メダル。ウルフが井上監督の前で快挙を成し遂げました。

 柔道男子100キロ級金・ウルフアロン選手:「井上先生が取ってから20年間、金メダルがない階級だったので僕自身が取り戻してやろうという気持ちで戦いました」

 女子78キロ級では柔道日本勢最年長30歳で初出場の濱田尚里が決勝の舞台へ。相手は2年前の世界選手権で敗れたフランスのマドレーヌ・マロンガです。

 開始直後に崩されますが、ここからが濱田の真骨頂。得意の寝技を仕掛けると、そのまま20秒間抑え込み、一本。

 極めてきた寝技によるオール一本勝ちで、柔道日本代表史上最年長での金メダリストに輝きました。

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