東京五輪7日目 快進撃続く柔道や日本勢の活躍は…[2021/07/30 07:51]

 29日に大会7日目を迎えた東京オリンピック。卓球女子シングルスで初めてメダルを獲得した伊藤美誠(20)やメダルラッシュの柔道など、日本勢の活躍をまとめてお伝えします。

 卓球混合ダブルスで見事、金メダルを獲得した伊藤は29日夕方に行われた女子シングルスの3位決定戦に臨みました。第1ゲームこそ落としたものの第2ゲーム以降、サーブやチキータを駆使し、相手を圧倒。日本女子シングルスで史上初めてメダルを獲得しました。

 そして柔道でも快進撃は止まりません。シドニーオリンピックで井上康生監督が金メダルを取って以来、苦戦が続いた男子100キロ級。ウルフアロン(25)は韓国の元世界王者を相手に延長戦へ。相手に疲れが見え始めた隙をつき、大内刈りで見事、一本勝ち。井上監督以来、5大会ぶりの金メダルを獲得です。

 女子78キロ級では柔道日本勢最年長の30歳で初出場・濱田尚里も魅せました。相手は2年前の世界選手権で敗れたフランスのマロンガです。一度は崩されそうになりますが、得意の寝技に持ち込み、20秒抑え込んでの一本勝ち。柔道日本代表史上最年長の金メダリスト誕生となりました。

 体操では村上茉愛が女子個人総合の決勝に出場。ここまで予選や団体でも思うような演技ができず涙を流してきた村上。鬼門・段違い平行棒をミスなく演技し、惜しくもメダルは逃したものの、日本女子史上最高の総合5位入賞を果たしました。

 競泳男子200メートル個人メドレーでは、萩野公介と瀬戸大也がそろって30日の決勝へコマを進めました。

 バドミントン混合ダブルスの準決勝では、渡辺勇大と東野有紗の通称“ワタガシ”ペアが決勝進出を目指しましたが、中国ペアに敗れました。今大会日本勢初のメダル獲得へ向け、30日に3位決定戦に挑みます。

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