東京パラ 世界新にW表彰台も…メダルラッシュ[2021/08/30 06:24]

 東京パラリンピックは世界新記録やダブル表彰台など日本勢がメダルラッシュとなりました。

 パラ水泳界の新星・山口尚秀(20)は地元・愛媛で家族が見守るなか、自身が世界記録を持つ男子100メートル平泳ぎに挑みました。序盤から先頭に立つと、187センチの長身を生かしたダイナミックな泳ぎで50メートルをトップで折り返します。

 今大会、これまで出場した2種目は惜しくも4位でした。「得意の平泳ぎではメダルを取る」と挑んだレースでは、後半もペースが落ちませんでした。自身の持つ世界記録を0秒23更新し、初出場で金メダルを獲得しました。

 山口選手の父・山口峰松さん:「本当によく頑張ったね、ここまで苦しかったけど、よう耐えたねと労いの言葉を掛けたいと思います」

 世界新記録で金メダル・山口尚秀:「自身が保持している世界記録の更新ならびに金メダル獲得の2つ達成できたので良かったと思います」

 そして、車いすラグビーの3位決定戦では、リオパラリンピック銅メダルの日本は世界ランキング1位のオーストラリア相手に次々とトライを奪い快勝。2大会連続で銅メダルを獲得しました。

 また、柔道女子70キロ級の3位決定戦では小川和紗が残り時間1分の場面で技ありを奪うと、そのまま優勢勝ち。初出場の24歳がこの階級では日本に初のメダルをもたらしました。

 さらに陸上では、400メートルで金メダルを獲得した佐藤友祈と、同じく銅メダルの上与那原寛和が男子1500メートルに出場しました。世界記録保持者の佐藤はスタートから積極的なレース運びを見せます。一度もトップを譲らず佐藤が400メートルに続き2冠達成。上与那原も3位でフィニッシュし、銅メダル。日本勢がダブル表彰台となりました。

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