【五輪】主将・高木美帆選手ら日本選手団本隊が北京に向けて出発[2022/01/30 14:25]

 北京オリンピック開幕まであと5日です。北京に向けて日本選手団が30日午前に羽田空港から出発しました。

 羽田空港を出発する日本の選手団の様子です。午前11時前の映像です。

 ネイビーのブレザーに赤いネクタイやチーフ姿が日本代表選手です。左胸にはチームジャパンのエンブレムが輝いています。このブレザーで開会式や閉会式に臨みます。

 北京オリンピックは、2月4日に開会式で、2月20日まで17日間開かれます。

 新種目のスキージャンプ混合団体など冬の大会史上最多の15競技109種目で競われます。

 カーリングなどの一部の競技は来月2日から始まります。

 北京大会に出場する選手の数は国外の冬季五輪としては過去最多の124人となります。

 すでに女子アイスホッケーチームが選手村入りしています。

 今月30日に出国した選手はおよそ80人です。

 29日、都内のホテルで行われた結団式には北京オリンピックに出場する日本代表選手団の感染防止対策のため、来場者を大幅に絞って行われました。

 選手団で参加できたのは、伊東秀仁団長と原田雅彦総監督、主将を務める高木美帆選手、旗手の郷亜里砂選手の4人のみでした。

 他の選手たちは、リモートで動画を視聴する形になりました。

 開会式は2月4日ですが、台湾当局は今月28日夜、北京オリンピックに参加する選手やコーチなど15人の選手団を開会式や閉会式に参加させないことを明らかにしています。

 台湾当局は政治的な理由には言及していませんが、開会式などで台湾代表チームが中国側から「中国台北」と呼ばれ「一つの中国」を意識した政治宣伝に利用されることを懸念した可能性があります。

 中国では31日から春節の大型連休が始まります。例年であれば延べ30億人が帰省などで移動しますが、去年に引き続き今年も新型コロナの影響で3分の1程度にとどまる見通しです。

 日本選手団の伊藤団長は29日の記者会見で、今大会の目標を聞かれ、「気持ちとしては平昌(ピョンチャン)大会を超えるメダルを取りたい」と、史上最多となった前回の13個を上回るメダルの獲得に意欲を見せました。

 日本選手団の主将は、スピードスケートの高木美帆選手です。

 2010年に15歳の中学生でバンクーバー大会に初出場しました。

 今回は世界記録を持つ1500メートルのほか、500メートル、1000メートル、3000メートル、団体パシュートの計5種目に出場します。同じくスピードスケートの小平奈緒選手は500メートルの2連覇に期待がかかっています。

 フィギュアスケート男子の羽生結弦選手は3連覇を狙います。4回転アクセル=4回転半ジャンプが見られるのでしょうか。

 スノーボードの平野歩夢選手は去年、夏の東京オリンピックで日本人5人目の夏冬の「二刀流」選手となりました。今回、ハーフパイプ男子で金メダルが期待されています。

 羽田ー北京のフライト時間はおよそ3時間半ということで、選手団はまもなく北京に到着する予定です。

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