軍事侵攻で異例の大会に 北京パラリンピックが閉幕[2022/03/14 06:36]

 北京パラリンピックの閉会式が13日の夜、行われました。ロシアがウクライナへ軍事侵攻するという異例の事態で開催された10日間の大会が幕を下ろしました。

 パラリンピック閉会式は北京の国家スタジアムで行われました。

 ウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアとベラルーシが開幕直前に除外されるという混乱のなか始まった大会で、日本は金メダル4個を含む7個のメダルを獲得しました。

 また、逆境のなか、大会に臨んだウクライナの選手はウクライナ史上最多となる11個の金メダルを獲得し、総メダル数でも最多の29個となるなど戦火に見舞われる母国へ勇気を届ける活躍を見せました。

 IPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長は「世界の指導者たちがパラリンピアンの行動に倣うことを願っている」と平和へのメッセージを込めて大会を締めくくりました。

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