「努力を毎日続けられる人に」憧れの背番号で始球式に挑む 13歳の慶応大学野球部員[2022/05/31 23:30]

スポーツチームの入団を通して長期治療中の子どもを支援する、NPO法人Being ALIVE Japanの『チームメイツ事業』が5年目を迎えました。

これまでに脳腫瘍の子どもがサッカーチームに入団したり、7歳の子どもがラグビーチームに入団するなどしています。そして28日、東京6大学野球の早慶戦のマウンドに1人の少年が上がりました。

成長軟骨に異常がある骨の病気、軟骨無形成症で日々治療に励む、中学2年生・國久想仁くん(13)。去年8月、慶応大学野球部に入部しました。

きっかけは3年前、自分と同じ病気の少年・田村勇志くんが務めた始球式でした。

國久想仁くん:「勇志くんの始球式を観戦しに行ったのがきっかけです」

チームメイツ事業を通じて、慶応大学野球部に晴れて入部した國久くん。ある想いを込めて選んだ背番号は「17番」でした。

國久想仁くん:「大谷翔平選手のような、誰もができないことをやってしまうくらい、大変な努力を毎日続けられる人になりたい」

早慶戦の始球式を目標に、ボールの握り方や投げ方などを選手から学び、練習に励みました。

慶応大・福住勇志選手:「この野球部のなかで1番の努力家。慶應野球部に一番いい刺激になっている」

ひたむきに頑張る姿が選手たちの力になっている一方で、國久くん自身について、父の勝さんはこう話します。

父・勝さん:「毎日、生き生きしている。目標を持って頑張るようになった」

治療やリハビリの合間を縫って練習すること9カ月。始球式まで1週間に迫ったこの日、最後の練習です。

國久想仁くん:「自分の出せる精一杯を尽くして、きれいでコントロールの良いボールを投げたい」

迎えた早慶戦始球式当日。神宮球場には2万2000人の大観衆が集まりました。マウンドに向かい、視線を集める背番号17番。憧れの始球式で見事、ストライクをとりました。

國久想仁くん:「うれしくてたまらないのと、選手たちが盛り上げてくれたので、感謝の気持ちでいっぱい。
将来は勉強を頑張って、またこの野球部に戻ってきたい。医療に関わる仕事をして、困っている人を助けられるような人になりたい」

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