「ムネをお借りして」村上宗隆WBC代表入り内定[2022/11/30 23:59]

「来年3月はムネをお借りして、何が何でも喜んでもらえるように頑張ります」
突然の“サプライズ”発表は11月30日、都内で行われたトークショーでのこと。
侍ジャパンの栗山英樹監督はこの日、ヤクルト高津臣吾監督と村上宗隆の元へ“ガチ”の内緒でサプライズ登場。
自身が指揮をとった11月の強化試合で4番として3試合連続・計4発のアーチを放った主砲について、
「能力も技術もすごいけど、一番感動したのは打席に入ってる時の頭の中。表現しづらいけど、打たなきゃいけない時に打者はいろんなことするんですけど、そこの覚悟というか、考え方のそれはちょっと本当にすごかったです。」と評価する中、高津監督もいる前で「来年3月はムネをお借りして、何が何でも喜んでもらえるように頑張ります」と突然のWBC代表選出を明言。これに村上も奥歯を噛みしめるような引き締まった表情で頷き、11月に出場を明言した大谷翔平に続き、事実上2人目のメンバー内定となった。
そして、話題は今年のゴールデングラブ賞で投票2位になった村上の“守備”について。
二軍時代から見てきた高津監督は「打つこと、体力、体の大きさというのは18歳の中では間違いなくトップだった、そして守備の下手さもトップでした。そこも含めてほんとによく成長してくれたんだと思います。」とにんまり。
村上は「来年こそはという思いで、(ゴールデングラブ賞を獲得し)監督びっくりさせたいなと思います。」と満面の笑みを見せていた。
WBCの舞台で栗山監督が14年ぶりの世界一へ勝利の鍵に挙げている「守備」。一挙手一投足でチームの鍵を握る若き主砲の躍動から目が離せない。

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