「大きな壁、乗り越えた」強豪スペインに歴史的勝利[2022/12/02 12:07]

 FIFAワールドカップ2022、日本は強豪・スペインに2ー1で逆転の歴史的勝利を収め、決勝トーナメント進出を決めました。

 前の試合からメンバーを5人、変更した日本は立ち上がりの前半8分。前田大然がボールを奪うとゴール前でパスをつなぎ、走り込んだ伊東純也(29)がシュート。この試合、最初の決定機を作り出します。

 しかし、前半11分。右からのクロスをモラタに頭で合わせられ、痛恨の失点。モラタの3試合連続ゴールでスペインに先制されます。

 1点を追う日本は後半、堂安律(24)と三笘薫(25)をピッチに送り込みます。すると、後半3分。前線からプレッシャーをかけ、最後は堂安。堂安がドイツ戦に続き、値千金の同点ゴールを奪います。

 さらに、その3分後。右サイドからのクロスに三笘が折り返し田中碧(24)。勝ち越しに成功したかと思われましたが、このプレーがVARチェックに。三笘の折り返し直前にゴールラインを割っていたか確認が行われましたが、ボールがライン上に残っていたという判定でゴール。日本がリードを奪います。

 その後は守備に追われる展開となりましたが、チーム一丸で1点を守り切った日本。グループステージ首位で2大会連続の決勝トーナメント進出です。

 森保一監督:「選手たちが本当にタフに粘り強く自信を持って戦ってくれたと思う。最後、ベスト8以上の新しい記録は、しっかりとつかみ取りたいと思う」

 同点ゴール、堂安律:「大きな壁を乗り越えたなと、チーム一丸となって戦えた結果だと思う。あそこは俺のコースなので、持てば絶対に打ってやると決めていたので思い切って(シュートを)打った。次の試合も皆さんの力が必要なので、応援宜しくお願いします」

 決勝ゴール、田中碧:「自分たちを信じていましたし、きょうのスタジアムもそうですけど、日本は4時ですけどたくさんの方が応援してくれたので、そのおかげでしっかり勝って決められたので良かった。次の試合が新たな歴史の始まりだと思うので、そこに向かってしっかりと準備したい」

 長友佑都(36):「あれ、言っていいですか。小さい声で言うんで、小さい声で。ブラボー。まじ皆ブラボー、本当にありがとう、まじでブラボー!」

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