バースデーボーイ「村神様」バックスクリーンへ推定140m弾 山下輝は1人ブルペン[2023/02/02 23:59]

ヤクルトは2日、早朝に降った雨のため、ウォーミングアップ、ノックと室内での調整となりました。

この日23歳の誕生日を迎えたヤクルト・村上宗隆選手。ノックでは今日も室内に響き渡る声で盛り上げ役を買って出ます。村上選手の班では、どんどんと球足が速くなり難易度も上昇。最終的にはライナーが飛んでくる始末…。村上選手も「はいアウト!」「(今度は)置きにきてるよ!」と、ノッカーの森岡良介コーチに冗談を飛ばしながら楽しんでいました。
練習終了後には村上選手がグラブの出し方を聞きに行くシーンがありました。

その後、雨がやんだグラウンドに飛び出すと、山田哲人選手・中村悠平選手の「侍ジャパン」メンバーなどとともに2日連続のランチ特打を実施。バックスクリーン直撃弾を2本、さらにはその上部の屋根に到達する推定飛距離なんと140mの一発を披露。驚異のパワーに、ファンからのどよめきや拍手がわき上がりました。
68スイング中、19本の柵越え。十分すぎる調整も村上選手は冷静で、「まだ第1クール、いい緊張感ですごくいい時間を過ごせてる。体をしっかり調整して、練習試合くらいに合わせていきたい」と振り返りました。

昨年の歴史的な活躍にとどまらず、さらなる高みを目指すべく、村上選手が今回導入しているのは「2種類のバット」。一つは昨年まで使用していたものと同様で、もう一つは形状やデザインは同じで重さだけがグラム単位で異なるというもの。
この意図について村上選手は、「形がしっくりきているので、変えるなら重さくらいかな」「ちょっとしたグラム数でこんなに変わるんだなと」と話しており、新たなバットでさらなる進化を目指す「村神様」はどこまでいってしまうのか、今キャンプ最大の注目です。

2021年のドラフト1位、山下輝投手。ルーキーとして挑んだ昨季は左ひじ痛でなかなか投げることができませんでした。それでも日本シリーズで先発を任された期待の大型左腕が、今日はブルペンでたった1人、しかも高津臣吾監督&伊藤智仁ヘッドコーチの指導を受けながらの投球となりました。そばに置いていたのは、投球を数値化する機器「ラプソード」。
自身の手ごたえと実際の数値を照らし合わせながら、「今のシュートしちゃってます?」など疑問があれば都度確認。一球一球、確かめるように投げ込みました。
首脳陣が熱視線を送るのは、期待の表れ。ひじの故障再発を防ぎつつも球の強さを求め、体の開きを抑えたフォームに挑戦中です。

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