WBC球への対応も二人三脚!ヤクルト・高橋奎二&中村悠平バッテリーでブルペン入り![2023/02/03 23:20]

3日、日本代表「侍ジャパン」に選出されている高橋奎二選手は、春季キャンプ初日に続き2度目のブルペン入り。
同じく侍ジャパンメンバーの中村悠平選手を相手に、約40球投げ込みました。
キャッチボールからWBC球を使用した調整を続けていますが、ブルペンでは「真っすぐが良くなかった」とボールをしきりにこねるなど、その対応に苦しんでいた様子。
それでも中村選手は「ナイスボール!」の声掛けや、親指を突き上げて「グッド!」のジェスチャーで鼓舞しながら、時には「回転数が多いけどシュート回転しているよ」とアドバイスを送っていました。
高橋選手が全幅の信頼を置く中村選手とともに挑むWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。実戦マウンドは2月15日のロッテ戦が予定されています。

高橋選手は練習後、今キャンプへの意気込みや今季の目標を語りました。

Q:今キャンプの感想
高橋:やっぱりユニフォームを着ると始まったなって感じがして、天気にも恵まれ、本当に充実した第1クールでした。

Q:明るい表情で練習に参加していたが、チームを引っ張る意識など持っているか
高橋:もう中堅のほうに入ると思うので、若手も多くなってきたので、自分が声を出して引っ張っていけたらいいかなと思って声出したりしてます。

Q:今キャンプ2回目のブルペンを終えて
高橋:自主トレ期間中である程度身体もできあがってましたし、初日から(ブルペンに)入ろうっていう気持ちをもって自主トレもやってたので、そういった面では初日と今日もしっかり思い切って投げれたので、そこは良かったのかなと思います。

Q:自主トレ期間で例年と変えたことはあるか
高橋:いや、そこはあまり変わらず。でも、例年よりかは技術的なところのトレーニングを増やしながら、WBCがあるので早めには動いたつもりです。

Q:WBC球を触った感触
高橋:去年11月の強化試合から基本的には、ずっとそのボールを使って投げてるんですけど、やっぱり乾燥してたりだとか、球によっては滑ったりとかある。ちょっと今日も苦戦してたんですけど、そういったことは大会でもあることなので、そこでいかに修正したりとか、今日はこのボールがいいなっていうのを早く見つけるとか、そういったところをブルペンでもすぐに分かってやっていくことが大切かなと思いました。

Q:今日のブルペンでボールを2球用意して変えていた意図は
高橋:新球のほうがちょっと滑りやすいかなという印象は持ってるので、そこで何球か握って試したりはしてますね。

Q:今日は中村悠平捕手とブルペンに入っていたがボールについて話したか
高橋:ボールっていうよりかは、今日のピッチングの中で真っすぐがあまり良くなかったので、真っすぐがダメだった時の対処法をお話ししてやってました。

Q:ピッチングにおいて新しく取り組み始めたことはあるか
高橋:新しい取り組みは特にしてなくて、どっちかというとフォームの安定感をここ数年継続してやっている。徐々にそういった部分が、自分の中で良い時のフォームが分かるようになってきたので、そういうところを追求してやっていきたいなと思ってます。

Q:今キャンプへの意気込み
高橋:15日までしかないので、とりあえずヤクルトでの沖縄キャンプでは出来上がった状態で、それ以降に代表では、しっかり思い切って投げれるような身体づくりをしていきたいなと思ってます。

Q:WBCへの意気込み
高橋:本当にすごい選手ばかり集まっているので、僕が任されたイニングはしっかり抑えて、なんとか世界一に貢献できるように頑張りたいなと思います。

Q:特に話を聞きたい選手は
高橋:本当に皆さんすごい選手なので、ここでもそうですけど石川さん(石川雅規投手)とかには「色んな人の話を聞きなさい」とよく言われるので、色んな選手に良いことを聞いて、自分のためになることがあれば、それを自分のものにしてやっていきたいなと思ってます。

Q:今季の目標
高橋:個人としては二桁勝利目指して、そして規定投球回数、そして奪三振王目指して今年はやっていきたいなと思ってます。チームとしてもリーグ3連覇がかかっているので、それに貢献し、日本一奪還できるようにやっていきたいなと思います。

Q:昨年末に手ごたえを感じていた球種としてカットボールを挙げていたが、そこは強化したいか
高橋:強化したいです。このキャンプで強化して、カットボールを有効的に使いたいなと考えてます。

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