ダルビッシュ有 35球、初ブルペンに報道陣、ファン、そして選手も熱視線![2023/02/18 23:06]

18日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」の宮崎キャンプ2日目のきょう、ダルビッシュ有投手がキャンプ初のブルペン投球を行いました。

練習メニューが発表されてから、今か今かと待ちわびる無数の報道陣。スタジアムの外通路から、遠くのブルペンを眺めるファンたち。キャッチャーの後ろには佐々木朗希投手ら侍ジャパンの選手たちも駆けつけ、ダルビッシュ投手の投球を一目見ようと、大集合!
多くの熱視線を受けての初ブルペンとなりました。

「みんなが見ている中で投げる。メンタル的なトレーニングだと思って、それでも自分の世界を作っていった。」と話したダルビッシュ投手は、表情を変えることなく淡々と肩を作り始めます。

いざ投球練習が始まると、計測機器とタブレットを使い、回転数などを一球一球チェック。スライダー、スラーブ、ツーシーム、カーブ、カットボールと、ボールの細かい投げ分けをしていきます。
初めてバッテリーを組む甲斐拓也捕手を相手に、「ツーシーム、右側にこういくやつ」、「スライダー、こう曲がるやつ」という具合に、ジェスチャーも交えながら、丁寧な投げ込みを続けました。互いに意思疎通を図っているようにも見えたブルペン投球。甲斐捕手は「ぼくが今まで受けたことのない。どの球も素晴らしく、一球一球考えて投げている。とにかく感動した。」と振り返りました。

途中、鶴岡慎也ブルペン捕手にバッターボックスに立ってもらい、打者を想定した投球も行いました。小さなテイクバックから繰り出された強烈なボールに鶴岡氏が驚きの表情を見せると、佐々木投手も思わずスマホを取り出し、ダルビッシュ投手の投球を撮影。「すごかったです。全部すごかったです。」と感銘を受けた様子でした。練習を見届けた投手陣も次々に、「えぐかった」と感想をもらし、ダルビッシュ投手の存在感を示した、初ブルペンとなりました。

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