松坂大輔さんが注目する、侍ジャパン・メンバーの連続企画です。4回目は、源田壮亮選手(30)です。5年連続ゴールデングラブ賞を受賞する守備の達人が語る、その極意とは。
■“捕球が安定”…「グローブに打球を合わせる」
侍ジャパンを精力的に取材する松坂さん。この日、注目したのは、松坂さんが推す侍のキーマン、埼玉西武ライオンズ・源田壮亮選手です。
松坂さん:「1番は守備力の高さですよね。短期決戦は1つの何気ないミスが致命的な結果につながる。源田選手が入ることで、内野が締まる」
ショートで5年連続ゴールデングラブ賞に輝く圧倒的な守備力。鉄壁を誇る男の“守備の極意”に迫ります。
松坂さん:「守備で1番大事にしているポイントは?」
源田選手:「自分が1番投げやすいところで捕る」
松坂さん:「その体勢に入るために、打球が飛んできた時に考えることは?」
源田選手:「グローブのラインにボールをずっと置いておく」
松坂さん:「打球にラインをのせる?」
源田選手:「グローブに、ずっと打球を合わせる」
打球に対し、源田選手はグローブとボールを1本のライン上に合わせます。
源田選手:「ボール追う時にグローブの余分な動きもなく、準備も早くできますし、捕れる確率が上がる」
グローブのラインにボールを合わせることで、まずは捕球が安定します。
■「左足を浮かせて捕球する」
さらに、源田選手の守備には、もう一つ大きなポイントがあります。
源田選手:「ボールを捕ってから、左足をつきたい」
松坂さん:「“左足が浮いた状態”で捕る?」
捕球の際、源田選手は右足をつき、ボールを捕る時、左足は浮いています。
源田選手:「捕ったら勝手に左足『1塁方向』へ体重がのる」
松坂さん:「投げるためのロスがなくなる?」
源田選手:「肩が弱いほうなので…。肩の弱さを補うために、捕ってスムーズに早く放す」
肩が弱いほうと話す源田選手。左足を浮かせて捕球することで、送球への体重移動が流れるような一連の動きになるといいます。自身の弱みを感じさせない守備を確立させたのです。
■「ショートに打たせておけば大丈夫」と思われるプレーを
松坂さん:「どんな打球に対しても“左足を浮かせた状態”?」
源田選手:「理想ですね。そこから応用していくイメージ」
その技術は、たとえトップスピードで前進してきても、左足を浮かせて捕球し、スムーズに送球へ。
センターへ抜けそうな当たりも、左足を浮かせて、送球を意識していることが分かります。
それは、1塁とは逆方向への打球でも…。
源田選手:「投げることを考えながら、体重を1塁方向へ持って行く」
去年、守備でどれだけ失点を防いだかを表すデータでは、源田選手は17点もの失点を防ぎ、ショートではリーグダントツです。
一つのミスが勝負を分けるWBCにおいて、源田選手の堅実な守備が世界一奪還へと導きます。
源田選手:「『ショートに打たせておけば大丈夫』と思ってもらえるプレーをしたい。チームのために全力で頑張りたい」
(「報道ステーション」2023年2月23日放送分より)
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