「日の丸を背負って、プラスのパワーが加わってくると思います」王貞治会長[2023/02/26 17:12]

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」は26日、『侍ジャパンシリーズ』でソフトバンクと対戦。
この日、WBC日本代表の初代監督として優勝に導いた王貞治・福岡ソフトバンクホークス取締役会長兼特別チームアドバイザーが訪れ、侍ジャパンを激励。
視察後の王会長が、報道陣の質問に答えました。

Q:ダルビッシュ投手のライブBP(実戦練習)を見てどうだったか
王会長:とにかく体の大きいのにまず改めてびっくりさせられたんだけど、やはり彼がいち早くWBCの日本代表に参加してくれるって言ったのは、大変心強かったですよね。やはりそういう彼の強い思いがやっぱり日本の選手たちにも伝わって、必ずいい結果を出してくれると、そのように思ってます。

Q:昨日の試合を見てどうだったか
王会長:まだまだ試合形式というか、そういうのに慣れてない部分がありましたからね。中身としては、みなさん選手たちも不満だったと思うんですけど、これから試合をやっていくうちにだんだんだんだん上がるでしょうし、3月9日からっていうのは決まってますからね、経験の豊富な選手たちですから、十分その日に合わせて調子を上げてくれると思います。

Q:栗山監督とはどのような話をしたのか
王会長:とにかく、栗山監督もね、そうそうたるメンバーだから、色々こう、普段自分がユニフォーム着てた時の勝手とは違うのかもしらんけど、でもね、選手たちが一番理解してますよ、自分たちの今の立場をね、だからもう監督はとにかく気分よくグラウンドへ出してくれれば、それでいいんじゃないですかね。

Q:王会長が感じるWBCという大会の難しさはあるか
王会長:もう5回目ですからね、だから大体WBCがどんな大会なのかっていうのはもうみんな分かってると思うんですけど、ただやっぱり日の丸を背負ってね、戦うと、過去を見ても、一昨年のオリンピックを見てもそうだったですけど、やっぱりものすごく意外なパワーがね、つくんですよね。特に日本の人は日の丸を背負ったときっていうのは、すごく良いプレーをしてくれたっていうのは僕の印象でもあるんでね、今度もみんなそうそうたるメンバーが出てるんですけど、そのメンバーたちも、強豪のアメリカとかドミニカとかそういうチームと戦うわけですけど、やっぱり日本の良さ、良い点っていうかな、まあスモールベースボールとか、そういうふうに言われましたけど、やっぱりそういうふうな形で、短期決戦ですからね、とにかくピッチャーが前面に立つと思いますけど、少ないチャンスをものにして、必ずや我々の期待に応えてくれると、そう思っています。

Q:世界一を奪還するためにポイントになる部分は
王会長:やはりあの、こういう短期決戦の場合はやはり投手陣がカギを握ると思いますし、あとは守備でちょっとミスが出ないようにね、そうすればみんな実力者の集まりですから、まあなんというか、普段通りにやってくれればいいと思います。

Q:これから合流するメジャー組に期待することは また他国もトップ選手たちが出るという状況に関してはどう思うか
王会長:やっぱりメジャーの人たちは、普段日ごろ戦っている人とやるわけですからね、力の具合っていうのも分かっているでしょうし、むしろやっぱり日本の方が、僕は日の丸を背負ってね、プラスのパワーがね、加わってくると思います。その期待も含めてですけど、みんな気持ちを一つにして戦うのがまた日本の良さですから、そのいい面を出してほしいですよね。

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