「注目されることはすごく光栄なことなので、みんな幸せに感じている」ダルビッシュ[2023/03/14 19:09]

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手が14日、練習後の会見で報道陣の質問に答えました。

Q: きょうの練習を終えて、他の選手の様子やダルビッシュ選手の状態は
ダルビッシュ:自分としてはきょうブルペンで投げたんですけど、状態もだいぶ良くなってきて、良い一日だったなっていうふうに思うんですけど、他の選手たちはやっぱり休み明けて、ちょっとリラックスしてきたのかなという、すっきりしたような表情の選手たちが多かったと思います。

Q:次はイタリア戦だが、イタリアの選手についてはどれくらい把握しているか
ダルビッシュ:自分でも少しは見てますけども、きょうからまたミーティングがあると思うので、そこからより深く見たいきたいとは思ってます。

Q:現段階でのイタリアの印象は
ダルビッシュ:全体的にはすごく調子が良い選手が多いと思いますし、チームとしてすごくまとまっている印象があります。

Q:大谷選手がチームに与える影響はどう感じているか
ダルビッシュ:投打ですごくインパクトのある選手なので、打席でもヒットを打ったりホームランを打ったりするとやっぱりチームも盛り上がると思いますし、クラブハウスとか裏のところでもすごくチームの中心となって、選手たちとコミュニケーションを取っているので、すごく大きいと思います。

Q:ダルビッシュ投手も投手陣を連れてラーメン屋に行っていたが、あの経緯は
ダルビッシュ:アメリカで、日本であるような本格的なラーメン屋さんってなかなかないので、日本に来たら一回くらいラーメン屋でラーメン食べたいなっていうのはあったので、また次いつ帰ってこれるかわからないので、それで行くんだったら知り合いのところに行きたいなっていうところで、知り合いに連絡をして、ちょうど休業中だったんですけど、その日貸し切れるっていうことだったので、それだったら行く人いないかなって声かけたら何人かついてきてくれたので、それで行きました。

Q:オフの日でも他の投手陣とコミュニケーションを取る大切さはどう感じるか
ダルビッシュ:一緒にリラックスできるっていう意味ではまた関係も深まると思いますし、またこれも思い出になると思うので、すごく、特にこういうWBCみたいな時に、こういう休みに行けるっていうのはすごく自分にとっても大きいかなというふうに思います。

Q:次の戦いに向けてどう調整していきたいか
ダルビッシュ:自分も含めてですけど結果はやっぱりコントロールできないので、コントロールできるのはその過程で、準備であったりとかっていうところなので、その部分に関しては個人個人がやっぱり今までの経験で、最適な部分っていうのを導きだすと思うので、そこの過程さえしっかりやれば結果がどうであれ大丈夫だと思います。

Q:メディアは侍ジャパン一色だが、その盛り上がりをどう感じているか
ダルビッシュ:もちろん選手としてもそれは、注目されるということはすごく素晴らしいことですし、光栄なことなので、それはみんな自分も含めて幸せに感じていると思いますね。

Q:まだメジャーでの契約は続くが、こういう機会が最後になるかもしれないという言葉の意図は
ダルビッシュ:年齢的な部分も含めて、実力も3年後とか4年後になると保証されてないですし、実力がないとここにはいれないので、そういう部分で考えてもこれが最後になる可能性っていうのはもちろんあるっていうことで言いました。

Q:決勝までの3試合の勝負のカギは何だと考えているか
ダルビッシュ:全く分からないですね。今まで通り自分たちの、さっきも言いましたけど、準備をしっかりするっていうことだけに集中することが大事だと思うので、キーというと先に結果考えたりとかってなると、結果を求めすぎるとおかしくなると思うので、自分たちが今までやってきたことを信じてしっかり準備することだと思います。

Q:食生活にストイックな印象で昨日のラーメンは意外だったが、いま食生活で気を使っていることはあるか
ダルビッシュ:若い時はそうやってそういう時期もありましたけど、ほんとにもう10年近く前ですか、まあでも近年は別にそんなに、もちろん最低限はありますけど、もちろんそれは抜く日もありますし、別にラーメンといったってパスタを食べることもあるわけなので、その油さえ自分でコントロールできたりとか1週間のなかでコントロールできるのであれば、1食チートミールであったりとかっていうのは全然大丈夫なので、別にラーメンをずっと食べるわけじゃなければ自分は大丈夫だと思ってますけど。

Q:自分の意見を世の中に発信することで得られたものはあるか
ダルビッシュ:自分の意見を出すことによって、自分の意見ってすべてが正しいわけじゃないので、それによって例えばいまの日本の全体的な価値観であったりとか、アメリカでの価値観であったりとかっていうのは、文化とかっていうのはすごくわかるので、そこにアジャストしやすくなったりとか、そういう世界が見えやすくなったりするっていうのはあるので、だからまあ自分としては、最近はあんまりそこまでやらなくなってますけど、そうしてきたことはすごく自分としては、自分の人間的な部分を大きくしたっていうのはあると思います。

Q:野手陣とも積極的に交流していたのはなにか意識していたことがあったのか
ダルビッシュ:野手会行きたいなとは思ってたんですけど、自分もピッチャーですし、年も上なので、自分からいいって断りづらいと思いますし、場の空気が変になったら嫌だなと思ってたんですよ。そしたら山川選手たちと食事に行ったときにたまたま中村選手、村上選手、山田選手、高橋選手もいて、別のところにいたんですけど、なんかちょっと挨拶に入って来てくれて、そのときに中村選手がダルさん野手会次参加しませんかって言ってくれて、で、良いの?って言ったらみんなも来てくださいっていうふうに言ってくれたんで、それで参加することになりました。



イタリアと対戦する侍ジャパンの準々決勝は、16日[木]よる7時に試合開始です。

こちらも読まれています