【WBC】侍Jがマイアミで調整 準決勝の相手は「メキシコ」要注意の選手は?[2023/03/18 19:55]

 WBC3大会ぶりの頂点を目指す侍ジャパン、準決勝で先発が予想される佐々木朗希(21)らが決戦の地フロリダで早速、汗を流しました。絶対に負けられない準決勝。対戦相手は大逆転の末、プエルトリコを破ったメキシコに決まりました。

 準決勝が行われるマイアミに入った侍ジャパン。17日、全体練習を行わず、一部の選手がキャッチボールやランニングなど軽めの調整で汗を流しました。マイアミは暖かく、選手は半袖や短パンです。

 練習に参加したのは、投手では佐々木朗希、山本、宮城、高橋宏斗、野手では吉田正尚(29)です。

 吉田正尚選手:「指導者も誰も来ないですか?監督も?」「聞いたら野手1人です。弁当食いにきただけ」

 佐々木朗希、顔が白いのは日焼け止めでしょうか。この日は長いフライトから体をほぐすイメージだそうです。

 佐々木朗希選手:「特に今は時差も気になることもなく順調に来ているかと思います」

 心配されるのは“時差ボケ”。侍ジャパンがマイアミに到着したのは夜中。現地時間午前3時ごろでした。ヌートバーも眠そうです。

 大谷翔平がかぶっているのは、チェコ代表の帽子。1次ラウンドで戦ったチェコ代表へのリスペクトでしょうか。チェコの野球協会もこの粋な計らいに、SNSで「大変光栄です」と感激のコメントを投稿しました。

 いよいよ準決勝。プエルトリコとメキシコの準々決勝で勝った方が相手です。

 佐々木朗希選手:「(Q.『準決勝で投げるのでは?』という話もあるが、栗山監督とどのような話を?)特に話はしていないが、前回の登板と、あとはマイアミに向けて頑張るぞという話をした」

 侍ジャパンの次の対戦相手は…。メキシコとプエルトリコの一戦が行われました。試合は初回から大きく動きました。プエルトリコは1点を先制し、バッター、バエス。さらに、続くロサリオも。プエルトリコは初回に2者連続ホームランを放つなど、一気に4点を奪いました。3点を追うメキシコは5回、1アウト満塁のチャンスでバードゥーゴ。タイムリーを放ち2点差に迫るも、続くバッターがチャンスを生かせません。

 2点を追うメキシコは7回。1アウト満塁のチャンスで4番テレスが空振り三振に倒れてしまいますが、5番パレデスの2点タイムリーヒットで同点に。さらに続くウリアスもタイムリーを放ち、メキシコは5対4と逆転に成功。メキシコ、1点リードで迎えた9回。ランナー2人を出し、ピンチに。最後は見逃しの三振に仕留めたメキシコが初の準決勝進出を決めました。

 侍ジャパンと激突することになったメキシコ。

 ヒル監督:「日本は素晴らしいチームで大スターがそろっている。集中し、ベストを尽くしたい。準決勝も勝ちたい」

 メキシコとは一体どんなチームなのでしょうか。日米で通算906試合に登板した五十嵐亮太さんによると、メキシコの強さは打撃力にあるといいます。

 WBCリポーター・五十嵐亮太さん:「打線がつながった時の破壊力は他のチームよりかなりある」

 メキシコは1次ラウンドで、前回大会優勝のアメリカから大量11得点を奪い勝利。プールCを首位で通過しました。特に注意する人物は。

 WBCリポーター・五十嵐亮太さん:「オリックスでかつてプレーしていた選手ですが、僕もメキシコにいる時、1カ月間一緒にプレーした」

 アメリカ戦で2本のホームランを放つなど大暴れをした3番メネセス。メキシコのヒル監督はプエルトリコ戦前に行われた会見で気になる発言をしていました。

 ヒル監督:「サンドバルは準決勝の日本戦で先発する」

 サンドバル投手(26):「(Q.監督は日本戦の先発を明言したが)楽しみ!大きなチャレンジです」「(Q.日本といえば大谷翔平が有名。彼を知っている?)はい、聞いたことあります。かなりいい選手。とてもいい打球を飛ばすよね」「(Q.大谷選手の弱みを知っている?)いいえ、試合当日に探すよ」「(Q.日本にどう立ち向かうべきか翔平に聞いた?)いいえ、彼とは全く話していない。今は敵だから」

 侍ジャパン大座奪還へ。準決勝は絶対に負けられないメキシコ戦です。

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