7月に世界水泳が福岡にやってきます。9日まで行われた代表選考会では、6選手が去年の世界水泳のメダル相当のタイムを出しています。さらに、池江璃花子(22)が4冠、成田実生(16)が2冠です。
■“2冠”16歳の新生・成田 初の日本代表入り!
今年7月に福岡で行われる世界水泳。その日本代表が10日に発表されました。
中でも注目は、池江。9日まで行われた代表選考会では、自由形とバタフライ合わせて4冠!実に、6年ぶりの世界水泳出場を決めました。
池江選手:「やっぱり、自分が出場できなくて悔しいっていうのもあって。強い池江が戻ってきたって証明できるようなレースにしたい」
そして、16歳の新生・成田。200メートル個人メドレーでは、東京オリンピック金メダルの大橋悠依を破り、400メートルと合わせて2冠。初めての日本代表入りを決めました。
成田選手:「世界の選手に比べたらまだまだなタイムだったので、満足せずにきょうからまた頑張ろうと思います」
■3冠の松元「東京五輪前と同じことはできない」
そして、男子ではなんといってもこの人、“カツオ”こと松元克央(26)です。
100メートル自由形では、5年ぶりの日本新記録!今大会、決勝で日本新をマークしたのはカツオさんだけ。
さらに、200メートル自由形と100メートルバタフライでは、去年の世界水泳銅メダル相当のタイムをたたき出し、見事3冠を達成しました。
松元選手:「まさにこうなりたくてずっと頑張ってきたので、『もう一度世界で戦いたい』。ここまで戻ってこれて本当にうれしかったです」
カツオさんといえば、4年前の世界水泳。200メートル自由形で日本勢初の銀メダル!世界にその名を轟かせました。
しかし、東京オリンピック。さらに、去年の世界水泳でも、決勝にすら進めず…。世界大会での不調が続いていました。
松元選手:「自分が追い込んでも練習どんなにやっても、世界の舞台で自分のパフォーマンスができなのでは。五輪のトラウマ、今も。でもそれは世界の舞台でしか覆せない。向き合ってその気持ちを消していかないとパリ五輪もやっていけない」「(Q.その中で1番大きな決断は?)東京五輪前と同じことはできない」
■水泳留学で学んだこと…“楽しむ”大切さ
そこで復活を目指し、これまでの環境を一変させたカツオさん。去年秋、イギリスへの水泳留学を決意します。
カツオさんがまず学びのターゲットにしたのが、東京オリンピック200メートル自由形の金メダリスト、トム・ディーン(22)。
カツオさんは彼と練習をするなかで、思いもよらぬことに気付かされたといいます。
松元選手:「自分がしんどいと思う練習量がそのまま速さにつながるわけではない。自分自身を追い込むのはあんまり良くないのかなと」「(Q.もっと明るく楽しんで追い込む?)楽しくやってました。練習がハードの中でも、練習後に打ちっぱなし行ったりとか。楽しさをもっと出しても良い。全然、速くはなれますよってことを感じました」
学んだのは厳しい練習はしながらも、それを“楽しむ”大切さです。
■100m世界記録保持者からも刺激 “注目”は…
さらにもう一人、カツオさんが大きな刺激を受けた選手がいます。
ルーマニアのダビド・ポポビッチ(18)です。去年の世界水泳では自由形2冠。100メートルの世界記録保持者です。
松元選手:「映像とかもほんとすごく見ていて、『本当に人間かな』みたいな。泳ぎのすべてがうまい選手が出てきて」「(Q.泳ぎ方を見てくわけですよ、何を見ました?)入水の手の角度」
カツオさんが注目したのは、「手の角度」です。
松元選手:「手のひらを外に向けるような角度」「(Q.自分で泳いでいる感覚はどうなりました?)やっぱ楽に進むようになりました。感覚以上に少し速いタイム出てきたので、効率よく泳げるようになっているんじゃないか」
■世界水泳へ…「自由ガツオ」でメダル獲得!
2人の世界王者から学んだ「心」と「技術」で7月の世界水泳へ。
松元選手:「メダル獲得っていう気持ちはもちろんあるんですけど、まずは自分を追い込みすぎずに、いい意味で気楽に臨みたい」「(Q.それは“何ガツオ”?)自由ガツオ。自由に泳がしていただきます」
(「報道ステーション」2023年4月10日放送分より)
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